• 多様な働き方支援 インタビュー 経験を積んでキャリアの幅を拡大する。多様な知識を持つ人たちとともに学び、昨日よりも成長した自分へ SMBC信託銀行 東京営業第四部 部付部長 國本 俊雄 多様な働き方支援 インタビュー 経験を積んでキャリアの幅を拡大する。多様な知識を持つ人たちとともに学び、昨日よりも成長した自分へ SMBC信託銀行 東京営業第四部 部付部長 國本 俊雄

  • 所属・役職は取材当時のものです。(2021年2月取材)

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大切なのは理解しようとする姿勢

私の場合、大学卒業後すぐ当行に入社したわけではありません。保険会社に入社し、13年間勤務するなかで長崎および広島の3か所の支部で所長を務めました。長崎時代に顧客で集まる会社社長の紹介で、若手経営者が集まる「日本青年会議所」に入会、地域おこしや課題解決に取り組みました。広島時代には少子化対策について市に提言したこともあります。当時は成績不振支部の立て直しを任されていました。

刺激的な出会いを通して知見を広めることができた仕事でしたが、全国転勤を繰り返したことで、子どもが転校先の学校になかなか馴染めなかったんですね。そこで妻と、私たち家族にとっての幸せについて話し合いました。そして35歳の時にシティバンク銀行への転職を決断し、管理職として採用されました。後にSMBC信託銀行と統合することになるシティバンク銀行は外資系だったので、日本の金融機関では珍しいフラットな社風でした。外国人上司をファーストネームで呼び、従業員によっては華やかな服装で勤務し、海外出身の従業員や外国からのお客さまも多かったです。当たり前としている基準や文化が違うなかで学んだことは、自分の考えを押し付けるのではなく相手を理解しようとする姿勢でした。できないことや課題があれば、一緒に解決策を見つけるように心掛けました。支店長を任されていた時には、従業員全員と毎日必ずおしゃべりするようにしていました。「おはよう、元気?」と会話するだけでも距離がぐっと縮まります。判断に困る問題が発生しても、私にどんどん伝えてくれるようになり、報連相が活発になったのです。

お客さまに満足していただくためには、立場や役割が異なる一人ひとりがお互いに信頼し合い、チームとして行動する必要があります。決して一人ではできません。だからこそ、異なる背景を持つ相手を理解し、一緒に課題を解決しようとする姿勢が大事なのです。思えばこの学びは、現在の仕事にも通じていることですね。

多様性を誇る当行だからこそ、人とは比べない

当行はグループでも随一の多様性を誇っています。それには当行の成り立ちが関わっているんですよ。当行は2013年にソシエテジェネラル信託銀行をSMBCグループに迎え入れてスタートし、シティバンク銀行リテールバンク事業の統合を経て、現在は「外貨」「不動産」「信託」という3つの機能を有しています。色々な文化を持つ人々が集まっているので、面白い職場です。

多様な知識を持つ人々とともに働けるので、今まで知らなかったことを学ぶ機会に恵まれています。更には、自分の強みを発見し拡大していくこともできます。このような職場で働くなかで一番大切にしている言葉が、「比べるのは昨日の自分」という言葉。人と比べるわけではないんです。果たして昨日の自分より今日の自分は進歩があっただろうかと問い掛けてみる。その積み重ねのなかで自分の本当の価値観をつくり、その価値観に照らし合わせて人生をより良いものにしていく。ダイバーシティって、働き方はもちろん、生き方や人生の価値向上にも繋がっていると思うんです。その姿勢を目指していくことが大事ですよね。

そういう意味で当行は、縦割りが多い銀行業界のなかでフラットな社風ですし、働くフィールドが多様な分、希望すれば部署間の異動やキャリアチェンジも可能です。昨日の自分より進歩したかを問いながら、強みを伸ばせる環境があります。

自分の意思を持ち、生涯プロフェッショナルとして働いていく

私の場合、辞令を受けて個人金融部門からホールセール部門に異動し、現在は富裕層のお客さまに最適な不動産を紹介する仕事をしています。異動したばかりの頃は仕事内容も文化もこれまでとは全く異なり、専門用語もほとんど分からず不安でしたが、自分なりにできることはやろうと毎日勉強し、一昨年宅建試験に合格しました。様々なことにチャレンジする中で知識や経験が蓄積し、今では契約も取れるようになってきました。

今後の目標は、今の業務に更に精通して、プロフェッショナルになること。しかも、通常10年かかるところを7年と設定しています。「比べるのは昨日の自分」という言葉にも繋がるのですが、大事なことは、最終的に自分はどうしたいか考えること、つまり自分の意思を持つことです。意思を持っていないと隣の芝が青く見えますし、他の人に責任を押し付けてしまうんですよね。しかし意思を持って一所懸命取り組んでいれば、成功に結び付くはずです。そう考えて突き詰めた結果、私の意思は、プロフェッショナルになることなのです。

学びに終わりはありません。学び続けられる環境にいるということは、常に学べる機会があるということです。当行にいると、本当にいろいろなことを学べます。1つの会社で多様な経験を積めてキャリアの幅を広げることができるのが当行の魅力。多くの部署がある分、学びながら自分がやりたいことを探せる環境があるのです。責任感をもって目の前の課題を一つずつクリアし、今度は何をしよう、最終的に自分はどうしたいんだろうと考えて一歩踏み出す。そして勉強してまた一つ課題をクリアする。この繰り返しの中で、自分のキャリアビジョンを突き詰めることができます。私の場合は辞令を受けて部署異動しましたが、プロフェッショナルになるというキャリアビジョンを持っています。当行で働く従業員の皆さんも、明確な意思を持って自分が望むキャリアを主張すれば、部署間異動もキャリアチェンジも実現できます。なにより、せっかくやるなら充実感をもってやりたいですよね。自分が置かれている状況で一生懸命やっていると仕事が楽しくなるんですよ。


一日のスケジュール

知見を広げるために取り組んできたこと

日本青年会議所
日本青年会議所での数々の出会いは刺激的で、今でも繋がりがある。

スカイダイビング
死ぬまでに体験したかったスカイダイビング。目標は一つ達成。次は何をしようか考え中。