経営基盤・社会的価値創造
CRO
メッセージ
執行役専務
グループCRO鮫島 夏洋
SMBCグループは、2026年度に掲げた新たなビジョンの下、さらなる成長の加速に向けて取組を進めています。一方で、世界的な地政学的緊張の高まり、国内の金融政策の正常化に伴う環境変化、各国のインフレ懸念や金融不安、サイバー攻撃の脅威等、グループを取り巻くリスクは一層多様化・複雑化しています。
こうした環境認識の下、リスク管理部門では、SMBCグループの挑戦を確かな形で支えていくため、4つの重点課題に取り組んでいます。
第一に、リスクセンシティブでレジリエンスの高い運営の実現です。不確実性の高い環境下において、さまざまなリスクに柔軟かつ的確に対応できる態勢が重要です。ストレステストや予兆管理の高度化を通じて、リスクの変化をタイムリーに捉え、迅速な影響分析と機動的な業務運営の見直しにつなげるとともに、危機時における対応態勢の実効性向上に取り組みます。
第二に、事業ポートフォリオ変革を支えるリスク管理基盤の整備です。アジア・資本市場におけるビジネス拡大やアセットライトビジネス強化等、事業戦略に即してリスク管理を強化し、リスク量の可視化と適切なコントロールを通じて、健全なリスクテイクを推進します。
第三に、「Integrity」を大前提とした規律あるリスクテイクの徹底です。「コンプライアンス及びリスクに関する行動原則」を日常業務に組み込み、一人ひとりのリスクオーナーシップを高めることで、環境変化や事業拡大の局面においても、健全な判断と行動につながるリスクカルチャーを醸成します。
第四に、AI活用によるリスク管理業務のデジタル化です。ビジネス拡大に伴い、リスク管理に求められる領域・専門性は一層広がっています。積極的なAI活用やシステム整備を通じて、質とスピードを向上させ、より高度で効率的なリスク管理態勢の構築を進めていきます。さらに、SMBCグループにおけるAI活用の推進に向け、適切なガバナンス確保にも取り組みます。
今後も、グループCROとして、堅牢かつ先進的なリスク管理態勢の整備に努めるとともに、役職員のリスクオーナーシップの向上を図り、SMBCグループの持続的な成長を支えてまいります。
CCO
メッセージ
取締役 執行役副社長
グループCCO工藤 禎子
昨今、お客さまや社会からの期待の一層の高まりや、SMBCグループのビジネスの拡大と多様化、そして、グローバルな市場環境や規制の複雑化を踏まえ、時代に応じ、さらに先を見据えて、自律的・継続的に高度化を果たしていくコンプライアンス体制を構築することが、これまで以上に強く求められています。
グループCCOとして、何より重視しているのは、SMBCグループの共通の価値観であるFive Valuesの起点、「Integrity」に根差したコンプライアンスカルチャーの浸透です。
ガバナンスやコンプライアンスにおいて、プリンシプル・ベースの規律の重要性が一層高まる中で、企業カルチャーは、その実効性を支える基盤として、果たす役割がますます大きくなっています。法令・ルールの遵守を大前提に、それらが明文化されていない場面においても、役職員一人ひとりが正しい行動を選択できる判断軸を持ち、「Integrity」を体現することが、お客さまや社会からの信頼を支える根幹であると考えています。
SMBCグループの新中期経営計画においては、コンプライアンス部門として、SMBCグループにおけるビジネスの進展を攻守両面で支えるとともに、グループの企業価値・ブランドを守り、向上させる基盤となることを目指しています。具体的には、ビジネスの変化を見据えたプロアクティブな枠組の構築、事業部門のリスクオーナーシップの発揮に向けた支援に取り組み、新中期経営計画のビジョンである「世界をつなぐ日本発のトラステッド・パートナー」の土台となる自律的なコンプライアンス体制強化を着実に進めていきます。
今後も、グループCCOとして、SMBCグループ全体のコンプライアンス体制の高度化に継続して取り組んでいきます。
CAE
メッセージ
執行役専務
グループCAE𠮷川 晴之
SMBCグループを取り巻く国内外の環境は、地政学的緊張の継続やAI等の急速な技術革新等を背景に、複雑性と不確実性が一層増しています。また、SMBCグループは、Olive・Trunkの推進やグローバルCIB・S&Tの強化等、新しいビジネスモデルの構築や、グループ内外・地域横断のビジネス拡大を進めています。新中期経営計画では、こうした成長戦略の遂行と、それを支えるためのグローバルトップティアの金融グループとしてふさわしい経営基盤の確立を、重要な経営課題のひとつに位置付けています。
このような状況の下、内部監査部門に求められる役割についても、不断の見直しとさらなる深化が不可欠です。内部監査部門は、「高品質の監査活動を通じて、SMBCグループの持続的な企業価値向上に貢献する」というミッションの下、経営陣や他部門から独立した立場で、客観的なアシュアランス*と先見的な洞察・助言を提供する「Trusted Advisor(信頼されるアドバイザー)」を目指してまいります。その実現に向け、内部監査部門は、監査対象部署との対話と情報連携を一段と深めるとともに、AI・データ分析等を活用することで、リスクの変化の兆しを的確に捉え、経営陣や実務担当部署が次の一手を打つための先見的な洞察を提供する監査活動を展開してまいります。また、グローバルベースでベストプラクティスを共有し、監査品質を高めながら、高度な専門性を有する多様な人材の確保・育成にも積極的に取り組みます。
これらの取組を着実に積み重ねることで、内部監査部門が、ステークホルダーから真に信頼される存在となり、グローバル水準の経営基盤の確立と持続的な企業価値向上に貢献できるよう、グループCAEとして全力で取り組んでまいります。
* 監査対象部署の業務やプロセスに対する、独立した立場からの客観的評価