各種連携による社会包摂の推進

当社の理念に掲げる持続可能な社会の実現には、社会におけるそれぞれの主体が、生活や経済活動の中でつながりを感じ、助け合い、安心して活動できる「コミュニティ」が必要であると考えています。そのような考えから、地域における社会課題の解決や社会包摂への取組など、事業を通じた「コミュニティ」への貢献につながる各種取組を進めています。

ソーシャル・インパクト・ボンドの組成

SMBC SMBC Trust

三井住友銀行とSMBC信託銀行は、官民連携スキームである「ソーシャル・インパクト・ボンド」の取組を推進しています。2017年7月に神戸市の糖尿病性腎症等重症化予防事業、2019年9月には豊中市の禁煙事業において、いずれも本邦初の取組となるソーシャル・インパクト・ボンドを組成しました。今後も、本スキームを通じて、現代社会や地域コミュニティなどが抱える社会的課題を金融面からサポートしていきます。


ソーシャル・インパクト・ボンドの仕組み(例:神戸市の糖尿病性腎症等重症化予防事業)

ソーシャル・インパクト・ボンドの組成

ファイナンシャルインクルージョンへの取組

SMBC

アジアにおけるリテール金融サービスの拡大に取り組んでいます。
例えば、インドネシアでは、銀行子会社のBTPNシャリアを通じ、銀行へのアクセスがなかった小規模事業者の金融サービスを提供しています。
主に、内職等の家業を営む女性を対象として、お客さま10~15名のグループ単位で、融資の借り入れ・返済・預金を連帯責任で行い、貯蓄の習慣化、金融知識や起業に向けたビジネス講座等も併せて提供するサービスです。
このようなファイナンシャルインクルージョンへの取組を通じて、より多くのお客さまの事業をお手伝いし、ひいてはインドネシア社会全体の発展へ貢献していきます。

SDGsリース『みらい2030™』の取扱い

SMFL JRI

三井住友ファイナンス&リースは日本総合研究所と共同で、SDGs達成に貢献できるSDGsリース『みらい2030™』の取り扱いを開始しました。『みらい2030™』(ミライニーマルサンマル)には、リース料の一部を三井住友ファイナンス&リースがSDGs達成に資する公益財団法人またはNPO法人に寄付する「SDGsリース『みらい2030™』(寄付型)」と再生可能エネルギーや省エネルギー関連の設備を対象とし、設備導入効果やお客さまのSDGsへの取組状況などの日本総合研究所による評価書がセットされた「SDGsリース『みらい2030™』(評価型)」の2種類をご用意しています。


三井住友ファイナンス&リース:
国内初のSDGsリース『みらい2030™』の取扱いを日本総研と共同でスタートしました。

地方創生ビジネス

SMBCTrust SMFL

四国水族館

四国水族館


古民家をリノベーションした宿泊施設(イメージ)

古民家をリノベーションした宿泊施設(イメージ)

SMBC信託銀行は、水族館の土地、建物を信託財産として受託し、水族館の設計、管理、運営のサポートなどを通じて、地方創生に貢献しています。
また、三井住友ファイナンス&リースでは、西日本鉄道株式会社及び株式会社福岡銀行とともに、2019年1月、福岡県太宰府市や大宰府天満宮等と連携し、古民家宿泊事業を開始しました。本事業では、古民家を借り受け、リノベーションを行い、宿泊施設や飲食施設として活用します。三井住友ファイナンス&リースは、リノベーションにおける内装や宿泊施設、厨房、レストランで使用される機械・設備のリースなどのファイナンスサービスを提供します。
このように、地域観光への事業パートナーとしての参画やリースを始めとするさまざまなファイナンスサービスの提供を通じて、観光事業の振興による地方創生に貢献しています。

商品・サービスを通じた寄付の取組

ESG関連投資信託と社会貢献型債券の取扱

SMBCNIKKO

SMBC日興証券は2016年6月より、ESG(環境、社会、ガバナンス)の観点を加味してアジア太平洋地域の株式に投資を行う公募株式投資信託「シュローダー・アジアパシフィック・エクセレント・カンパニーズ」の販売取扱を開始しました。本ファンドは、アジアパシフィック株式で初のESGファンドであり、モーニングスターアワードファンドオブザイヤー2017 国内株式(グローバル)型部門で優秀ファンド賞を受賞しました。同社は2017年より、当ファンドを通じて得られる同社収益の一部を、スポーツ振興や障がい者スポーツの支援を目的として寄付しています。2019年7月には、2,849,108円を公益財団法人日本体育協会、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会に寄付しました。
また、グリーンボンドなどの社会貢献型債券の取扱を通じて、環境・社会配慮型企業への投資機会を提供しています。

クレジットカードの利用を通じた社会貢献

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アトムカード

SMBCファイナンスサービスは、クレジットカード事業を通じてカード会員さまとともに取り組む社会貢献活動として、社会貢献型クレジットカードを発行しています。社会貢献型クレジットカードは、ご利用いただく会員さまに負担をかけることなく、ご利用金額の一部が各団体に寄付される仕組みになっています。
2003年より発行している「アトムカード」は、「子どもたちの夢をかなえる活動」「子どもたちを救う活動」に合致する活動を行っている団体に継続して寄付をしており、2019年度の寄付額は253万円、累計寄付金額は約5,600万円となっています。

ソーシャルボンドへの投資

SMBC

2020年10月、三井住友銀行は資産運用を通じた社会貢献への取組として、国立大学法人東京大学が発行するソーシャルボンド※1「東京大学FSI債」への投資を決定致しました。

東京大学は、国の高等教育政策を直接担う国立大学であり、世界最高水準の研究を追求・発信しています。東京大学FSI債は、国際資本市場協会(International Capital Market Association:ICMA)が定義するソーシャルボンド原則2020に適合する旨、日本格付研究所からセカンド・オピニオンを取得しています。本債券発行による調達資金はFSI※2 事業に充当され、「ポストコロナ時代の新しいグローバル戦略を踏まえた研究」、「安全、スマート、インクルーシブなキャンパスの実現」を通じて、より良い未来の創造のために活用される予定です。

三井住友銀行は、責任ある機関投資家として、金融を通じてお客さまとともに社会課題の解決を目指し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

債券概要

債券名 東京大学FSI債(第1回国立大学法人東京大学債券)
年限 40年
発行総額 200億円
発行日 2020年10月16日

  • ※1  ソーシャルボンドとは、社会的課題の解決に資するプロジェクトの資金調達のために発行される債券。
  • ※2  FSI(Future Society Initiative:未来社会協創)とは、教育と研究に加えて、複雑化する社会課題の解決を新たなミッションと認識し、文理を超えた「知」を駆使して、より良い未来社会の構築に向けて協創すること。