• 多様な働き方支援 インタビュー 女性活躍 企業の女性活躍はダイバーシティ推進のものさし 三井住友銀行 本店営業部 お客さま相談課 相談課長 横川 花野 多様な働き方支援 インタビュー 女性活躍 企業の女性活躍はダイバーシティ推進のものさし 三井住友銀行 本店営業部 お客さま相談課 相談課長 横川 花野

  • 所属・役職は取材当時のものです。(2019年4月取材)

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従業員の約半数が女性であるSMBCグループでは、女性が能力を存分に発揮できるよう、グループ横断で職場環境を整備しています。代表的な取組の一つが、基幹職を対象としたリーダーシップ研修や若手のためのキャリアフォーラムといった「女性のキャリアアップ支援」。実力があれば、年齢や属性にかかわらず管理職として活躍できるよう、グループを挙げて後押ししています。ここでは、女性管理職として働く従業員の「活躍の現場」を、インタビューを交えてご紹介します。

女性が前向きにチャレンジできる職場

「振り返ると、仕事をする上で性別を意識したことはほとんどありませんね。2009年に入行後、リテール商品開発などを経て、個人のお客さま向けの運用相談業務を行う部署で管理職を務めるようになった今も、それは変わりません。2016年には長女を出産し、育休後は、時短勤務や在宅勤務制度を利用しながら職場復帰しました。現在の相談課長に任命されたのは、2019年。管理職という責任ある職務をいかにまっとうするか、毎日がチャレンジです。

現在の職場は、女性にとって働きやすい場所だと感じています。私個人としても副部長の存在が心強いです。彼女も2人の子どもを育てながら管理職として活躍しているため、女性同士助け合っているところもあるかもしれません。家庭を持ちながら未経験の仕事、それも責任ある職務を担うことに最初は不安もありましたが、会社のバックアップと周囲のメンバーのおかげで前向きに取り組めています」

一人ひとりの活躍が、後に続く女性たちの励みになる

「私は、働く時間に限りのある女性が活躍するためには、それなりの『覚悟』が大切だと思うんです。覚悟とは、限られた時間でパフォーマンスを上げていこうという意識を持ち、そのために仕事の工夫を惜しまないこと。そして、自分が活躍できるのは周囲の協力があってこそと、感謝の気持ちを忘れないことです。覚悟を持って私が働けば、それが後輩たちの良い刺激となり、彼女たちが輝いて働くための土台となるはず。その気になってやれば誰だって存分に活躍できるよと、自分の姿で示したくて、日々、奮闘しているところです。

普段、部下と接する上で大切にしているのは、相談しやすい雰囲気を作ること。時間に追われることが多い毎日ですが、相談を持ちかけられたときは、必ず手をとめて耳を傾けるようにしています。その際に気をつけているのは、部下の考え方に寄り添い、相手に合わせたアドバイスをすることです。仕事への意識はそれぞれですよね。だからこそ、信頼を築くには、私の価値観を押しつけないことが大切だと思うんです。『お互いの価値観を受け入れながら、チームのモチベーションは高くキープ!』をモットーに、チームをサポートしていきたいですね」

女性活躍はこれからが本番。助け合いながら、実現していく

「そもそも私は、仕事では女性も男性も関係ないと思っていて。その上で、細やかな気配りなど女性ならではの強みを生かせたら、ますます素敵だと思います。現に当行には、お客さまから信頼を得て、素晴らしい成果を挙げている女性従業員がたくさんいます。与えられたミッションに対して自身の経験を付加価値として乗せることで、『そこまでできるの?』と周りを驚かせたい。そんなプライドもあるんですよね。

女性管理職はこの10年くらいで確かに増えましたが、女性が本当に活躍する時代はこれからだと思っています。女性が伸び伸びと働くためには、家族の協力が欠かせません。私も、いつか同じチームの男性がお子さんを持ち、病気などで大変なときがあったら、『早く帰ってあげたら?』と声をかけてあげたいですね。そんなふうにして、仕事と家庭の両立を応援するような雰囲気作りをするつもりです。

大事なのは、性別や子どもの有無にかかわらず、従業員一人ひとりが輝いて働けること。せっかく管理職に就いたからには、これからもそのための環境作りに努めたいし、それがグループ全体の活性化につながるのではないでしょうか。そして私自身、仕事と家庭の両立にバタバタしながらも、モチベーションを高く持ち、ミッションを最大限にまっとうしていく。そんな女性を目指したいです」


今回ご紹介した三井住友銀行以外にも、グループ各社では女性が働きやすい環境整備等、さまざまな施策を推進。こうした取組が評価され、経済産業省・東京証券取引所共催の「なでしこ銘柄」や、女性活躍の優良企業に与えられる厚生労働省「えるぼし」にも認定されています。多様性を持つ人材が、生き生きと力を発揮するグループを目指して――。私たちは今後ますます、女性が輝く職場作りを加速させていきます。


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2歳半の娘が保育園で作った工作。つたないながらも一生懸命手作りした作品を見るたびに、元気をもらいます。

家族との時間は、一番のエネルギー源。週末、家族とたっぷり遊ぶと、「また1週間頑張ろう」と思えるんです。