• 多様な働き方支援 インタビュー ”すべての社員が、前向きにいきいきと働く。” それが、健康経営の目指すゴール。 SMBC日興証券 人事部健康管理室 室長 相川 智子 多様な働き方支援 インタビュー ”すべての社員が、前向きにいきいきと働く。” それが、健康経営の目指すゴール。 SMBC日興証券 人事部健康管理室 室長 相川 智子

  • 所属・役職は取材当時のものです。(2019年4月取材)

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SMBCグループは、全ての従業員が心身共に健康でいきいきと働くことで、お客さまに高い価値を提供し続ける会社であるため、従業員の健康を経営的視点でとらえ戦略的に実践する「健康経営」に取り組んでいます。その一環として、SMBC日興証券は2018年4月、従業員の健康保持および増進を図ることを宣言する「健康経営宣言」を制定し、同時に、CHO(Chief Health Officer:健康管理最高責任者)を選定し、健康管理室を発足させました。人事部健康管理室長が、活動にかける想いを語ります。

従業員の健康サポートと健康経営の推進を担う

「新たに発足した健康管理室の初代室長を拝命したのは約1年前。『私で務まるの?!』と驚きを隠せませんでしたが、健康管理室のスタッフに支えられ、今は従業員の健康をサポートし、経営戦略として健康経営を推進することに大きなやりがいを感じ、業務に励んでいます。

健康管理室では、従業員の健康を管理・サポートし、健康保持・増進を図るさまざまな施策を実施し、『健康経営』を推進しています。この1年間は私たちの取組を知ってもらうため、社内報などを使った情報発信や、健康づくりのきっかけとなるイベントなどを行ってきました。健康管理室の認知度を上げることで、それぞれの従業員が健康経営を自分ごととして感じてくれたら。そんな想いで、地道に活動を続けてきました」

さまざまな健康増進策のほか、楽しみながら取り組める仕掛けも

「重点項目として積極的に取り組んできたのは、メタボリックシンドローム対策、禁煙対策、メンタルヘルス対策、労働時間対策です。メタボ対策では、健康診断の結果が思わしくなかった従業員には、将来の健康リスクに備え、生活習慣を改善するプログラムを受けてもらっています。また、楽しく健康づくりができるよう、歩数や体重管理でポイントがたまるポイントプログラムを導入しました。スマホで歩数を確認すると、その時点の順位も表示されますので、モチベーションにつながっている従業員も多いと思います。

禁煙対策については、東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、国としても受動喫煙問題に取り組む中、当社でも、本社ビルの喫煙室での紙巻きタバコの利用を禁止しました。また、健保組合と連携して、アプリを使った禁煙プログラム制度を導入し、費用補助のサポートを行っています。喫煙者本人の健康はもちろん、同僚やご家族の健康のためにも、根気よく啓発活動を続けていくつもりです」

健康経営の実践で、「経営理念」を具現化していく

「私たちが目指すゴールは、全ての従業員がいきいきと働きがいを持って働く状態。そして、当社(SMBC日興証券)が経営理念として掲げているように、それにより、お客さまにより高い価値を提供し続けることです。そのためには従業員や組織、さらには会社の健康状態を今まで以上にしっかりと把握・分析して、健康経営の成果を包括的に見ていく必要があります。

さらに、ダイバーシティ推進室が旗振り役を務める仕事と育児・介護の両立支援やシニア活躍といった、他の活動とも連携しながら進めることも必要でしょう。当社のブランドスローガン『いっしょに、明日のこと。』とは、お客さまや従業員と共に、価値ある明日を築いていくという決意であり、お客さまへの約束でもあります。健康管理室の私たちも従業員と手を携えて、ゴールに向かって一歩一歩、着実に前進していきたいと思います」


今回ご紹介したSMBC日興証券のほかにも、グループ各社でさまざまな健康経営の取組を推進しています。その結果、当グループは2019年に、健康経営を実践する優良な法人として、経済産業省が実施する「健康経営優良法人(大規模法人部門)」に3年連続で認定されました。グループの成長エンジンは、ほかでもない従業員一人ひとり。これからも従業員の健康と活力向上を、お客さまへのより高いサービスに還元するよう努めてまいります。


一日のスケジュール

Daily schedule

思い出の写真

人事部健康管理室の仲間と共に。みんなで従業員の健康を守っていきます!

健康管理室・大阪のメンバー



アプリを活用した禁煙プログラムに挑戦中!
SMBC日興証券 第一ソリューション企画部
部長 岐部 雄一郎


SMBCグループでは、健保組合と連携し、健康経営の一環として従業員の禁煙をサポートしています。現在、禁煙プログラムに挑戦中の従業員の声をご紹介します。


禁煙のきっかけは、大学の同窓会でした。かつて喫煙していた友人のほとんどがタバコをやめていて、肩身の狭い思いをしたことで決意しました。そんな折、アプリを使った「6カ月の禁煙プログラム」を会社が推奨しているのを知り、試してみることに。医療機関や薬局に行く必要がない気軽さも魅力的でした。

プログラムでは、指導員と定期的にビデオ通話をするほか、アプリ機能の継続的なサポートを受けながら「卒煙」を目指します。アプリには毎日の禁煙状況を記録できる日記機能のほか、禁煙について正しく学べるコンテンツもあり、継続しやすい工夫がなされています。現在は1カ月目なので、打ち合わせの後や飲みの席など、今まで一服していた場面で我慢するのはまだまだつらいものがありますね。ガムやミントタブレットを常備して、つらさを紛らわすようにしています(笑)。

企業の発展は、従業員の心身の健康なくしては語れないと思います。私も今まさに禁煙中ですが、健康経営で大切なのは「従業員の健康を企業が組織全体でしっかりと後押しする姿勢」なのではないでしょうか。そういった意味で当社は根気よくサポートしてくれていると感じますし、私自身も禁煙だけでなく、さらなる健康へと意欲を燃やしています。今後が楽しみです!