• 多様な働き方支援 インタビュー やりたい気持ちに素直にチャレンジ。育児も仕事も諦めない。 株式会社三井住友銀行 本店営業第二部 部長代理 八木 舞子 多様な働き方支援 インタビュー やりたい気持ちに素直にチャレンジ。育児も仕事も諦めない。 株式会社三井住友銀行 本店営業第二部 部長代理 八木 舞子

  • 所属・役職は取材当時のものです。(2021年1月取材)

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育休をきっかけに仕事の大切さを知った

「自分が何をやりたいのかがわからない」――それが入行時の率直な思いでした。就職先に銀行を選んだのは、仕事の中でいろいろな業種のお客さまとかかわることができるから。大学時代にはアメフト部のマネージャーとしてチームの資金集めのために企業と交渉することも多かったので、コミュニケーションスキルにも自信がある。やりたいことが見つかるまで5年ほど働ければいいかなとぼんやり思っていました。

しかし、実際に働いてみると想像以上に忙しく、目の前の仕事をこなすので精一杯でした。入行してから何度か異動を経験しましたが、異動の度に新しく業務内容を覚えるのが大変で、早く一人前になろう、成果を出そうとがむしゃらに走り続ける毎日。9年目に大企業向けの営業担当へ異動となり、大きな仕事を任せられて責任感が強まる一方で、やりたいことはまだ見つけられずにいました。

結婚したのは7年目。子どもが欲しいとは思っていたのですが、家庭と両立できるのか不安に思っていました。今後のキャリアプランについて悶々と悩んでいたところ、見かねた上司が声をかけてくれたんです。これからどういう仕事がしたいか、子どもを産むタイミングをどうするかなど、ライフプランを含めて親身に相談に乗ってくださり、おかげで仕事も育児も頑張ろうと一歩踏み出すことができました。その後2017年3月に第一子を授かり、育休を半年取得することになりました。

半年間の育休は私にとって大きな転換点になりました。それまでは日々の業務に精いっぱいで、自分が何をやりたいのか、この仕事が自分にとってどんな意味があるのか、考える暇もありませんでした。でも、仕事や社会から離れてみると、仕事を通じて得られる達成感や人とのつながりが恋しく感じられ、仕事が自分の人生にとってなくてはならないものだとわかったんです。SMBCの行員であることを誇りに思うようになり、ずっとここで働き続けたい、もっと良い銀行にしていきたいと考えるようになりました。仕事と子育ての両立は負担が増えて大変だろうと心配していましたが、むしろ自分を見つめ直す良いきっかけになり、仕事にも前向きに取り組めるようになってよかったです。

上司に背中を押され、子どもを育てながら大きな仕事に挑戦

とはいえ、復帰する前は、子どもを育てながらどれだけ仕事のパフォーマンスをあげられるのかわからずとても不安でした(笑)。育児期は保育園の送り迎えのために時短勤務するとなると、会社にいられる時間は少なくなるし、子どもの発熱や保育園からの呼び出しなどで急に退社しなければならないことも増える。そうした状況では大企業をメインで任せてもらうことはできないかもしれない。おそらく企業のサブ担当になるのだろうと後ろ向きに考えていました。

そんな時、上司から電話がありました。「復帰したら重要なお客さまのメイン担当を任せたい」と告げられ、予想外のことでとても驚いたのを覚えています。一人でどこまでできるか不安でしたが、「想定外のことが起こるのはわかっているし、できない部分は自分たちがサポートする。やりたいかどうか聞かせてくれ」と私の意志を尊重してくださって。難しい選択でしたが、自分の気持ちに素直に「やりたいです」と答えました。

実際に仕事を始めてみると、やはり保育園から想定外の呼び出しなどが何度もありましたが、そのたびに周囲がサポートしてくれました。夕方や朝の打ち合わせなど出席できない場合は、情報格差が生じないようにとチームメンバーがすぐに情報を共有してくれて、とてもありがたかったです。私自身も「お客さまにも同僚にも迷惑をかけたくない、時短勤務や育児を言い訳にしたくない」と奮起し、限られた時間の中でも成果を出そうと必死に努力をしました。帰宅後も子どもを寝かしつけてから在宅勤務をするなど、短い時間で効率よく仕事を進める工夫もしました。結果的に育休復帰直後の2018年度は、自身の目標達成率が過去最高に。行内の表彰では法人営業担当部門で優秀賞を受賞することができました。育児期だとしても、あきらめずにチャレンジしていけば結果は出るのだと実感しましたね。

諦めないで挑戦し続ければ結果は必ずついてくる

2019年の6月に第二子を授かり、現在は残業時間を抑えつつフルタイムで働いています。夫も現在は柔軟な働き方ができるようになったので、家事や育児に積極的に協力してくれるようになりました。私も週2日テレワークを行っているので、家にいる日は私が家事を担当。それ以外の日は夫が家事と育児をするという分担で、夫の方がたくさん家事をしてくれていますね。お互いに支えあいながら子育てができているのではないかと思います。

将来は子どもを連れ、海外で様々な文化的な背景を持っているスタッフのマネジメント業務に携わり、帰国後はその経験を活かし管理職として周囲をサポートしていきたいと思っています。今の目標は、SMBCをよりお客さまに信頼される銀行にすること。お客さまが困ったときに最初に頭に浮かぶ銀行を目指して、さまざまなことにチャレンジしていきたいです。

仕事と家庭を両立していくうえで大切なのは、とにかく諦めないこと。たしかに育児期は会社にいる時間は少なくなりますし、想定外の呼び出しも増えます。だからといって遠慮せずに、やりたい仕事にはやりたいと手を上げていけばいいのだと思います。常にチャレンジする姿勢を持ち続け、自分の気持ちに素直に進んでいけば必ず結果はついてくるはずです。仕事と家庭の両立が不安なら、一人で悩まず誰かに相談するのも大事。今年度、行内で“社内SNS”が展開され、従業員同士で気軽に情報交換できるようになりました。同じ悩みや境遇の人とつながれば、活路が開かれるかもしれません。皆さんがやりたいと思うことを実現できるよう、私もコミュニティの活動などを通じてサポートしていきます。


共働きの働き方


一日のスケジュール

休日の過ごし方

2人ともお外遊びが大好きなので、近所の大きな公園でよく遊ばせています。
ママも!と遊具に誘ってくれます。

次男のお宮参り

19/8月、熱田神宮にてお宮参りを行いました。次男が産まれてから初めて外で写真を撮ってもらいました。