気候変動への対応(リスク管理)

気候関連リスクの管理プロセス

当社グループは、ネットゼロ目標の達成に向け、適切なリスク・リターンの確保を前提とした「リスクアペタイト・フレームワーク」の枠組みの中で、ポートフォリオGHG排出量を管理指標として設定しました。また、GHG排出量が大きいセクターに対してエンゲージメントを促進、与信ポートフォリオのコントロール等を進めていきます。
運営においては、シナリオ分析により物理的リスクや移行リスクの与信関係費用を推計することで当社グループへの影響をあらかじめ定量的に把握するとともに、リスクレジスターやKRE(Key Risk Events)等により当社グループにおける気候変動対応を分析・評価し、十分性の検証を行っています。

1.リスクアペタイト・フレームワーク

SMBCグループは、ネットゼロ目標の達成に向け、グループ全体のリスクをコントロールする枠組みの中で、与信ポートフォリオの管理等を進めています。具体的には、2023年4月に、「リスクアペタイト・フレームワーク」において「気候関連」のカテゴリーを新設し、ポートフォリオGHG排出量を管理指標として設定しました。今後、1.5℃シナリオに整合するよう、セクター・部門別にポートフォリオGHG排出量を管理していきます。

リスクアペタイト・フレームワーク

2.融資におけるリスク管理

SMBCグループは、事業を通じた環境・社会への影響を適切に管理するためのデューデリジェンス体制を構築しています。具体的には、石炭火力発電事業や炭鉱採掘事業等、特に環境・社会に影響を与える可能性が高いセクター・事業に対する個別の対応方針を定めた上で、大規模プロジェクトへの融資を検討する際には、「エクエーター原則」に則り環境社会リスク評価を実施しています。また、事業者のGHG排出量や気候関連リスクなどの環境社会リスクへの対応状況といった非財務情報を把握し、与信における定性的な判断要素として活用しています。

社内研修

SMBCグループは、環境・社会リスクに対する認識の社内浸透や、環境・社会に影響を与える可能性が高いセクター・事業に対する方針、デューデリジェンスのフロー、環境社会リスク評価手続きなどの理解を目的として、各営業店・審査部向けの勉強会を定期的に実施します。

三井住友銀行における2022年度の勉強会の実績は以下の通りです。

2022年度
内容 実績 受講者
環境社会リスク評価 4回 国内外営業店
セクターポリシー 1回 海外営業店
人権 1回 海外営業店