BOOKS 〜環境を考える本〜

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話題の環境本

図説 環境問題データブック
奥 真美 参議院環境委員会調査室 共編  学陽書房

図説 環境問題データブック

豊富なデータと図表を掲載。最新の環境行政の取り組みを俯瞰できる。 環境対策の基本から、地球温暖化、森林破壊などの「地球環境問題」、「廃棄物・リサイクル問題」、アスベストやダイオキシンなどの「健康被害・化学物質問題」、バイオ燃料やヒートアイランド現象、生活排水、土壌汚染などの「大気・水・土壌環境問題」、外来種問題やラムサール条約、エコツーリズムなどの「自然環境問題」まで、多様な環境問題について現状と課題を整理して解説する。

環境年表 平成21・22年
国立天文台 編  丸善

環境年表 平成21・22年

定番となっている『理科年表 環境編(第2版)』を新しいデータに基づき改訂したもの。「温暖化に伴う氷河や南極・北極の氷の状態」「二酸化炭素の本当の影響」「クリーンエネルギーの現状」「ゲリラ豪雨の現状」など世間の関心の高いデータを数多く収録。生活環境、局所的地域、地球全体など、あらゆる「環境」に関する正確な科学データを提供している。環境に関わるすべての人の基礎データ集であり、必携の書。

環境配慮素材と自然エネルギー
北澤 君義 池田 敏彦 中村 正行 編著  中央経済社

環境配慮素材と自然エネルギー

環境時代のモノづくりには、これまでになかった新しい視点が必要。本書は、資源とエネルギーを持続可能な状態で利用する新しい技術開発の在り方を提供する。構成は「第1章 持続可能な材料とエネルギー」「第2章 環境にやさしい材料」「第3章 リデュース・リユース・リサイクル」「第4章 ライフサイクル・アセスメント」「第5章 環境適合設計」「第6章 長寿命化」「第7章 自然エネルギー」。技術経営の実践的な参考書としてビジネス最前線で活用できる。

環境書3月度売上げベストテン

ジュンク堂書店(池袋本店)2009年3月1日〜31日

1 センス・オブ・ワンダー 新潮社
2 よくわかる太陽電池 日本実業出版社
3 トコトンやさしい太陽電池の本 日刊工業新聞社
4 ぼくが地球をすくうんだ! 主婦の友社
5 武田邦彦はウソをついているのか? PHP研究所
6 次世代環境ビジネス 日本経済新聞出版社
7 正義で地球は救えない 新潮社
8 排出権取引は地球を救えない! 光文社
9 波に乗れ にっぽんの太陽電池 日刊工業新聞社
10 図解入門ビジネス 最新
温暖化対策の基本と仕組みがよ〜くわかる本
秀和システム

政府が導入拡大に力を注いでいる太陽光発電。ランキングでも、2位、3位、9位と太陽電池の書籍が目立つ。6位の『次世代環境ビジネス』は、ビジネス書売り場で問い合わせが多い新刊。5位、7位のように昨今の「エコブーム」に批判的な書籍も好調だ。1位はレイチェル・カーソン著。子どもの鋭敏な感覚にそっと寄り添い、自然の息吹に耳を傾けるカーソンの視線が描かれた、お薦めの1冊である。