BOOKS 〜環境を考える本〜

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話題の環境本

再生可能エネルギーがわかる
西脇 文男 著 日本経済新聞出版社

再生可能エネルギーがわかる

既刊『レアメタル・レアアースがわかる』が好評の西脇文男の新刊。ほかにも、日経文庫のシリーズには環境書のロングセラーが多く、『スマートグリッドがわかる』(本橋恵一著)、『排出量取引入門』(三菱総合研究所編)、『石油を読む』(藤和彦著)、『エネルギーを読む』(芥田知至著)などが出版されている。本書は再生可能エネルギーの初歩的な説明から今後の方向性、ビジネスの動向までをわかりやすく解説し、手軽に読める入門書である。

地球環境データブック
ワールドウォッチ研究所 ワールドウォッチジャパン

地球環境データブック

『地球白書』で有名なワールドウォッチ研究所のデータブック最新版。「エネルギーと運輸の動向」「環境と気候の動向」「食料と農業と水産業の動向」「世界経済と資源の動向」「人口と社会の動向」に分け、基礎データを掲載している。また、特別記事として「フード&ウオーター・セキュリティ:未来世代を養う食料と水の展望」を特集。世界の食料需給、水資源利用の現状、気候変動の影響などを最新のデータをもとに分析、現代社会の問題を明らかにしていく。

地域を変えるデザイン
筧 裕介 監修 issue+design project 著 英治出版

地域を変えるデザイン

人口減少、エネルギー、高齢化などの社会問題をデザインの持つ力で解決していく「ソーシャルデザイン」。その試みは環境の分野でも大いに活かされようとしている。本書は、地域が直面する社会問題をわかりやすいデータで説明し、その解決に挑んでいるデザイン事例を紹介。「地域を変えるデザイン」を実践するために必要な思考プロセス、地域コミュニティ、行政に関する考え方を提案する。環境関係者にもぜひ一読を勧めたい。

環境書1月度売上げベストテン

ジュンク堂書店(池袋本店)2012年1月1日〜31日

1 エネルギー政策のイノベーション 学芸出版社
2 太陽光発電システムの設計と施工 オーム社
3 独立型太陽光発電と家庭蓄電 パワー社
4 データで検証 地球の資源 講談社
5 原発がなくても電力は足りる! 宝島社
6 スマートグリッド 日本電気協会新聞部
7 改訂版 かゆいところに手が届く
廃棄物処理法 虎の巻
日経BP社
8 図解入門 よくわかる
最新 水処理技術の基本と仕組み
秀和システム
9 図解 新エネルギー早わかり 中経出版
10 原発ゼロ世界へ 〜ぜんぶなくす〜 エイシア出版

1位、5位ともにNPO法人環境エネルギー政策研究所所長、飯田哲也氏の著作。震災後、非常に注目され、既刊書『北欧のエネルギーデモクラシー』『自然エネルギー市場』『エネルギーと私たちの社会』等々が改めて多くの人々に読まれた。エネルギー関連書が変わらず好調。中でも太陽光発電は、家庭でできる入門書から専門書まで幅広く需要がある。