SAFE EYE

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SAFE100号を記念して

 お客さまの環境問題への取り組みに役立てていただくことを目指して1996年4月に創刊した、企業経営と環境に関する情報誌「SAFE」が、この2013年3月の発行をもって100号を迎えることとなりました。これもひとえに、読者の方々をはじめとする、関係いただいたすべての皆さまのご支援のたまものと感謝申し上げます。

 さて、創刊以降の17年間、地球環境問題をめぐる国際的な議論、我が国における環境政策、それらを受けた環境ビジネスの展開は大きく変化し、かつ進化してまいりました。この間、「SAFE」では、各業界を代表する環境先進企業のトップの方々のインタビューや環境に関する国内外の動向・法規制の情報などをお届けしてまいりました。

 現在、日本では東日本大震災からの復興に向け、さまざまな取り組みが進められています。そのような状況にあっても、社会にとって、そして企業にとって、環境問題への取り組みは待ったなしの状況が続いています。震災からの復興を目指した街づくりの議論の中でも、スマートシティ構想や太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギーの導入などの議論・検討が盛んに行われています。世界に目を向けると、2015年までの合意に向け、京都議定書の第二約束期間後の枠組みが議論されることになっています。今後、私たちが持続可能な生活を営むためにも、また、企業がグローバルに事業を展開する上でも、「環境」が重要なキーワードであることに変わりありません。

 三井住友フィナンシャルグループでは、この100号以降も「くらしと地球と環境をつなぐ環境情報誌」として、「SAFE」の発行を続けてまいります。これまで以上に、グローバルな情報も充実させて、皆さまの取り組みのお役に立てる情報誌にしてまいりたいと考えております。環境戦略を経営管理により高度な形で組み入れていかれる皆さまにとって、今後とも「SAFE」がいささかでもお役に立てれば、幸いに存じます。

(株式会社三井住友フィナンシャルグループ 取締役社長 宮田 孝一)