日々、巨額の資金が動く債券マーケット。そこで資産を運用する機関投資家のお客さまと向き合い、債券売買の執行や情報提供などを行うトレーダーである志知。お客さまのもとには、他の証券会社からも頻繁に売買提案等のアプローチがある。その中で、いかに自社を選んでいただくか? トレーダーとしての力量が、常に問われている。志知が最も心に残っている案件のひとつに、金利低下局面で悩みを抱えるお客さまへの運用提案がある。リレーションを深めるうち、運用ポートフォリオが一部の債券に偏っていると判断した志知は、社内のポートフォリオ分析の専門家達と連携。お客さまにとっての最適な資産配分を企画し、プレゼンテーションを行った。提案は高く評価され、資産構成が大きく見直されることに。志知は、こうしてお客さまから頼られることに、何よりのやりがいを感じるという。お客さまの大切な資産の運用に携わり、時々刻々と動くマーケットの中で時に数百億円もの取引を執行していく。入社して6年経つが、「本当に責任の重い仕事をしている」と震えることもある。しかし、そこにこの仕事の大きなやりがいがある──お客さまの力にならなければという責任感と、トレーダーとしての誇りが、いまの彼女を突き動かしている。