三井住友フィナンシャルグループ

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社内システム開発を通じてリースビジネスの現場をサポートしたい。

三井住友ファイナンス&リース 情報システム部 三原 茉莉子

お客さまのさまざまな設備投資ニーズに応え、リースを中心に「モノ」に関する金融ソリューションを提供する、三井住友ファイナンス&リース。三原は入社以来7年間、当社の社内基幹システムの開発・運営管理を担当。数年前からは、「営業支援システム」の大規模な更改プロジェクトに携わっている。特に、今回のプロジェクトのポイントのひとつである、営業現場の効率化・スピードアップのために全営業拠点に配布するタブレット端末との連携については、実際に端末を利用する営業現場と十分に対話を重ねる機会も多かった。そのような中、社内システムの開発・運営管理という彼女の担当する業務では、通常接する機会の少ない当社のお客さまの存在に改めて気づき、自らの仕事に対する責任感がさらに増したと言う。現在でも彼女は、常にお客さまを起点に考えることを意識し、仕事に取り組んでいる。
お客さま、営業現場など、関係者すべてに貢献できるシステムを企画し、プロジェクトを立ち上げて率いることができる人材になりたい。彼女はいま、そんなビジョンを描いている。

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業務インタビュー

社内システムの企画・開発・運用管理を担当。
私は入社以来、情報システム部に所属し、社内システムの企画・開発・運用管理を担当しています。新規システムの導入にあたっては、仕様を策定し、実際に開発を行う外部のシステム会社に依頼。そして、出来上がったシステムをテストして、リリースしていきます。稼働後も機能改善などを図っています。
いま手がけているのは、リース契約を管理する「業務管理システム」の改善。2007年10月、三井住友銀リースと住商リースが合併して「三井住友ファイナンス&リース」が誕生しましたが、合併にともなってデータ量が倍増。以降も契約が年々増加し、「業務管理システム」が抱えるデータ量が膨大になり、システムに大きな負荷がかかっています。それを改善していくためのプロジェクトに私はいま参画しています。現在、外部のシステム会社による事前調査を受けて、社内で仕様を決定している段階。これからプロジェクトが本格的に立ち上がっていきます。

大規模開発案件で主担当を任され、大きく成長。
この「業務管理システム」の改善に関わる以前は、「営業支援システム」の大規模な更改プロジェクトに参画しました。それまでは先輩のサポート業務が主でしたが、そこで初めて主担当の一人に任命され、要件定義から始まりマニュアル作成や現場教育まで、約10か月間に及ぶ大型案件を初めて自分がリードする形で経験。この「営業支援システム」は、使い勝手を大幅に向上させて営業現場の業務の効率化に大きく貢献するとともに、同時に導入したiPad miniのタブレット端末にも対応。さらには、入力されたデータを蓄積・分析・加工して経営層の意思決定につなげるBI(ビジネスインテリジェンス)ツールとしてのバージョンアップも今後予定されています。リリース直前は、テストすればするほど気になるポイントが出てきて気の休まらない日々でしたが、重大なトラブルもなくシステムを稼働することができ、そこで得た経験は私にとって本当に大きな財産となりました。主担当を務めたことで、仕事に対する責任感や自らが果たすべき役割をよりいっそう強く意識するようになり、私自身が成長できたように感じています。

自分が作ったシステムが、現場の役に立つ喜び。
いまのやりがいは「任せてもらえること」です。入社してから「仕事を任せられる人」になることが私の目標であり、ただ上からの指示に従うだけではなく、自ら主体的に新しい案件に取り組めるよう日々心がけています。一方で、任されるからにはきちんと結果を出さなければなりません。たとえば、ドキュメントベースで「これなら大丈夫だ」と判断して要件定義したものの、実際に作られたものを検証すると、現場では使いにくいというケースもまだまだ見受けられます。もっと現場の意見を聞き、業務を知り、使いやすいシステムを目指していきたいと考えています。
大規模で高度なプロジェクトになればなるほど、勉強しなければならないことがたくさんあって大変ですが、自分が作ったシステムが現場の役に立ち、「ありがとう」というお礼や感謝の声が返ってきた時は、本当に大きな喜びがあります。

将来はプロジェクトを1から10まで担える人材に。
今後のキャリアとしては、この情報システム部門でさらに経験を積み、いろいろなプロジェクトに関わっていきたいと考えています。技術力をもっとアップさせるために、資格の取得にも取り組んでいます。また、IT関連のニュースにも積極的に関心を示し、いまIT業界でどのようなトピックがあるのか、世の中の動きも理解して業務に反映させていくように努めています。こうして自分を高めて、ゆくゆくは自らの提案で新しいプロジェクトを立ち上げ、プロジェクト全体をマネジメントできるようになりたいというのが、いまの私の大きな目標です。また、良いシステムを開発するためには、システムを利用する側である営業の現場をもっと理解しなければならないと感じており、一度は営業部門も経験して自分の幅を広げていきたいと思っています。
私はまだ独身ですが、将来結婚しても仕事を続けていくつもりです。情報システム部門は3割弱が女性社員。産休・育休を取得して復帰している女性社員もたくさんいますので、そうした先輩をモデルにキャリアを重ねていきたいです。

私の1日レポート

  • 毎朝のストレッチが日課
    6時前には起床。まずストレッチをして体をほぐし、グリーンスムージーを作ります。スムージーを飲みながらスポーツニュースを見るのが毎朝の楽しみです。通勤時間の電車の中では小説を読んでいます。井坂幸太郎さんがお気に入りの作家です。

  • 集中したい仕事は始業前に
    始業前の問い合わせにも対応できるよう、少し早めに出勤しています。始業前の静かなこの時間に、集中して取り組みたい仕事を片付けるようにしています。

  • ミーティングで上司や先輩と議論
    午前中は、定例の業務やチーム内での打ち合わせ。私のような若手の意見も、チームの上司や先輩はきちんと受けとめてくれて、対等に議論してくれます。そして良い意見であれば、積極的に採用してくれる。こうした環境で仕事ができることに、とてもやりがいを感じています

  • 外部のシステム会社と打ち合わせ
    午後は、実際に開発を委託する外部のシステム会社の方々と打ち合わせ。現在、複数のシステム改善案件を担当しており、さまざまなシステム会社の方と入れ代わり立ち代わりでミーティングを行っていきます。技術的な知識やスキルはもちろんのこと、コミュニケーション能力も大切です。

  • 効率的に仕事をして定時退社
    できる限り業務時間内で終業できるように業務管理をして、定時退社を心がけています。残業は少ないほうだと思います。帰宅後は、録画しておいたNHK朝の連続テレビ小説を見ながら夕食。だいたい23時ごろには就寝しています。

休日の過ごし方

いま私は一人暮らしをしています。平日はなかなか掃除や洗濯をする時間がとれないので、休日は一週間分まとめて家事をしています。また、休日の空いた時間に、ITに関する資格取得に向けての勉強や、貸金業法や簿記など業務に必要な金融知識の勉強なども行っています。

私の「チカラ」分析

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  • 強い責任力【5】
    「任せられる」=「最大の信頼」だと思っていて、仕事を任せられることに喜びを感じています。任せられた仕事は苦難があっても負けずに、期待に応えられるように責任を持って取り組んでいます。
  • 喜怒哀楽力【4】
    難しい問題に直面した時は眉間にしわを寄せてパソコンと格闘したり、問題が解決したらめいっぱいの笑顔になって喜んだり、表情豊かです。達成した時の喜びを感じるために難しい問題にも立ち向かっています。
  • 現場重視の聞く力【5】
    現場の使い勝手を一番に考え、現場からの意見や要望に耳を傾けています。すべてを実現させることは難しくても、落としどころを見つけてより良いシステムにしていこうと努力しています。
  • とことんやり抜く集中力【4】
    私は「なぜなぜ星人」です。しかし、「なぜ?」だけでは終わりません。疑問に思ったことはとことん調べて原因を突き止めます。納得がいくまで止まらないタイプです。
  • 疑問から変革する力【5】
    「なぜなぜ星人」なので、ただ結果を受け止めるだけではなく、「どうしてこのような結果になったのだろう?」と疑問に思い、原因を調べます。疑問に思ったことから別のことに派生させて、新しいアイデアを出すことも得意です。

3年後の「なりたい」自分