三井住友フィナンシャルグループ

09

当社のさらなる飛躍を支える原動力である「人財」を育てることでサービス向上に貢献したい。

SMBCコンシューマーファイナンス 人事部 稲葉 磨美

社会や暮らしの変化とともに多様化する資金ニーズに応え、より多くのお客さまに安心してご利用いただける個人向けローン商品を提供しているSMBCコンシューマーファイナンス。その事業の根幹となる「人財」の採用や研修に携わっているのが、入社8年目の稲葉だ。過去には、内定者研修の強化にも取り組み、業務知識の習得に留まらず、仕事をする上で必要不可欠な、「お客さまと真摯に向き合い、お客さまのために自ら行動する」というマインドを育む研修プログラムの開発に携わった。最近では、この研修を受けた若手社員たちが、それぞれの配属先で即戦力として活躍しているという声が人事部に届くことも多い。『会社の将来を託せる』と信じて採用し、教育に関わった社員の成長した姿を目の当たりにした時が、彼女が最もやりがいを感じる瞬間だという。
現在の彼女は、採用・研修から人事制度構築に担当が変わり、今の若手社員が、10年後、20年後に会社の変革をリードできる「人財」になれるような土台作りに取り組んでいる。お客さまから最高の信頼を得られるグローバルなコンシューマーファイナンスカンパニーを目指す当社にとって、志の高い「人財」を育てることがその第一歩であるという思いのもと、彼女は日々の仕事に取り組んでいる。

SMBC 三井コンシューマーファイナンス SMBC 三井コンシューマーファイナンスについて詳しくはこちらをご覧ください。

業務インタビュー

人事部に異動し、希望していた採用や人事企画を担当。
私は入社2年目に、支店業務から希望していた人事部に異動し、以来この部署でキャリアを重ねています。人事部に異動後は、10年後、20年後に会社の変革をリードできる「人財」の採用をしばらく担当していました。私は学生時代に心理学を勉強し、人の心の変化に興味を持っていました。採用業務は、自社に入社してもらうために「人の心を動かす」仕事であり、ぜひ取り組んでみたいと考えていたのです。
そして5年半ほど採用業務に携わった後、2013年8月から同じ人事部内の企画グループへ異動。現在は、社員の評価制度の改正や、就業規則の整備改善に取り組んでいます。人事部員として、社員の働きがいやロイヤリティをさらに高めていけるよう日々業務に取り組んでいます。そうした状況を作るためにはさまざまな課題があり、これを解決して終わりというものはありません。絶えず現場の社員にヒアリングをしながら現状の課題を整理し、社員がいきいきと働ける会社となるよう力を注いでいます。

価値の高い「人財」を育成する「内定者スクール」を企画。
採用業務を担当していた時、内定者教育にも主担当として携わりました。従来の内定者教育は「同期との絆を深める」ことが中心で、入社後の新入社員研修も1週間程度の基礎研修にとどまっていました。しかし、今後は社会で通用し、さらには当社で活躍できるようになるための基礎力を構築する必要があると考え、内定者が社会人になるための準備をする「内定者スクール」と新入社員研修の強化を企画。内定者スクールでは、知識の習得だけではなく、人間力を高められるように内定者自身が「強み」「弱み」と徹底的に向き合い、それを克服するための行動を実践することに主眼を置いてプログラムを構築しました。内定者に対しては、「自分以外の人はすべてお客さまと思って接すること」を徹底し、当社で仕事をする上でのマインドを浸透させるように努めました。
プログラムに取り組む内定者の成長を実感できる場面もあれば、「もっとできるはずだ」と感じることも多く、どのような内容にすればより内定者が成長できるだろうと試行錯誤の毎日でした。そして入社後の新入社員研修では、内定者スクールの時よりも成長した姿を見ることができ、これからお客さまとの接点の中でお客さまから安心を感じていただける担当者になれると実感するとともに、この先活躍できる「人財」になるという確信を抱いたことを覚えています。

社員誰もが意欲を持って働ける環境づくりに尽力。
採用業務を担当していた時は、自分が採用や教育で関わった新入社員たちを、私は姉のような気持ちで見守ってきました。自分が「この人なら当社の力になってくれる」と信じて採用した社員たちの活躍ぶりを見聞きすると、我がことのようにうれしいです。
しかし、なかには持ち合わせている力を十分に発揮できない新入社員もいて、彼らが真に活躍できるように人事部としてもっとできることがあると感じています。
これからは企画グループにおいて、採用研修業務で若手社員と誰よりも多く接してきた経験を活かし、人事制度の側面から若手社員が10年後もモチベーション高く活躍できる土台を構築していきたいと、あらためて意欲を燃やしています。

将来は、経営的な視点で人材教育に取り組みたい。
企業がどんなに良い戦略を掲げても、どんなに良い制度を構築してもそれを実行していくのは「人」であり、そこに関わる自分の責任はたいへん重いと感じています。
当社には、お客さまとの窓口となるサービスセンターだけではなく、さまざまな業務のフィールドがあります。そうしたキャリアの選択肢を示すことで、若手社員が将来を考えるきっかけとなり、本人たちが自己実現していくことを応援していきたいです。
今後は、より「教育」に深く関わっていきたいと考えています。そのためには、人事だけではなく、社内のさまざまな部署を経験して視野を広げていく必要があります。
そうして自分自身をさらに高め、経営的な視点から、会社の発展に貢献する人材教育に取り組んでいければと考えています。

私の1日レポート

  • お弁当づくりが日課
    毎日、朝食とお弁当を作っています。通勤電車内では、ビジネス書や小説などを読んでいます。駅から会社まで歩いている時は、効率的に業務が進められるよう、今日一日のスケジュールをイメージしています。

  • 資料作成や打ち合わせ
    始業時刻は9時ですが、だいたい30分前に出社し、今日行われる打ち合わせの予定を確認するなど準備をしています。そして始業後は、担当案件の資料を作成したり、グループ内での打ち合わせを行ったり、さまざまな業務に取り組んでいきます。

  • 眺めのいい社内食堂で昼食
    お昼は社内に設けられている食堂で、部署の同僚や同期たちといっしょにランチを楽しんでいます。移転したばかりの新本社の食堂である「スカイカフェ」はとても眺めがよく、いい気分転換になります。

  • 役員との会議も
    午前中と同様、引き続き担当案件の資料作成や打ち合わせを行います。案件によっては、部内に関わらず、役員、他部署との会議も多く発生します。また、人事制度の改正などの案件では、サービスセンターなどの現場に足を運び、社員にヒアリングする機会もあります。

  • 夕食も自炊。料理でリフレッシュ
    終業時刻は18時。社内のコミュニケーションは活発で、先輩・後輩と飲みに行くこともよくあります。そのまま帰宅した日は、夕食を自炊。台所で料理をしているときが、私にとっては一番リフレッシュできる時間なので、帰宅が遅くなっても基本的に毎日料理をしています。

休日の過ごし方

旅行が好きなので、長期の休暇は海外旅行に出かけています。昨年は休暇を利用して、同期といっしょにシンガポールに遊びに行きました。同期とはとても仲が良く、仕事の上での悩みなども気兼ねなく打ち明けられる関係。同期たちの存在は、私の支えにもなっています。次の休暇は、最近注目されているクロアチアに、また同期と一緒に出かけたいと思っています。

私の「チカラ」分析

4

3

4

5

4

  • やりきる力【4】
    業務を進める際は、自分が担当したことの付加価値を出せるよう、使命感を持ってやりきります。
  • ポーカーフェイス力【3】
    業務に夢中になるがあまり、議論をする際には先輩とも白熱してしまい冷静さを欠ける時があります。自分の考えをきちんと説得力を持って伝えられるようになりたいです。
  • 自己動機付け力【4】
    仕事の好みはあるものの、自分がこの業務に携わることの意味を自身で見いだすようにしています。
  • 人材育成力【5】
    後輩が成長していく姿を見るのが一番のやりがいであり、あらゆる方法で育成支援を行っていきたいと思っています。
  • 親身力【4】
    話をする時はもちろん、提案資料ひとつにおいても相手の立場でどのようにすべきか考え対応しています。
    また、若手社員の話を親身になって聞き、全力でサポートすることには最も注力しています。

3年後の「なりたい」自分