三井住友フィナンシャルグループ

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日々のあらゆる「決済」をもっと便利に。この国の隅々にまで、クレジットカードを浸透させていく。

三井住友カード 東京加盟店営業部 勝見 理紗子

Visaカードを日本で初めて発行するなど、設立以来40年以上にわたり日本のクレジットカード業界をリードしてきた三井住友カード。勝見は現在、新規加盟店獲得チームに所属し、当社のクレジットカードが導入されていない店舗や、クレジット決済そのものが珍しい業界の新規開拓を担当している。現金決済が根付いている業界へのアプローチは難しく、門前払いされることがほとんど。また、クレジット決済にメリットを感じていても、手数料の負担や事務フロー変更などの手間を理由に導入に至らないことも多い。そんな中でも、何度もお客さまのもとに足を運び、そうした課題に対する解決方法を共に考え、カード導入のメリットを十分に理解していただき成約に至った時は、それまでの苦労を忘れるほどの達成感があるという。また、勝見は契約後も継続して現場に足を運び、クレジット決済導入によるお客さまの反応を聞く等、導入後のフォローも欠かさず行うことを心がけ、常にお客さまの満足感を大切にしているという。
欧米に比べてクレジットカード文化が浸透していない日本では、まだ開拓の余地が残されている。日々のあらゆる「決済」をより便利にすることで、人々の暮らしをより豊かにしたい。そんな想いが、いまの彼女の原動力になっている。

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業務インタビュー

ミッションは、カード利用シーンを増やすこと。
私は入社後、クレジットカードを安心して使っていただける環境をつくるセキュリティ管理部で3年間勤務し、その後、現在の東京加盟店営業部に異動しました。当部は、当社の主な事業の一つであるクレジットカード取扱い加盟店の獲得や管理を行うセクションです。
主な業務内容は、企業に対し、クレジットカードをはじめ、電子マネー、ギフトカードなどの決済スキームの総合的な提案を行い、カード取扱いによる加盟店の売上アップのお手伝いなどをすることと、クレジットカードの導入が進んでいない業界などの開拓を図ることです。私は新規加盟店獲得チームの一員として、クレジットカードがまだ導入されていない業界に対してのアプローチを重ねています。
日本でもすでに多くの業界でクレジットカードは普及していますが、欧米に比べると普及率は未だ低く、「さまざまな業界でクレジットカードが利用できる機会を増やすこと」をミッションに日々業務に取り組んでいます。

未開拓の業界に、果敢にアプローチ。
先日、まだクレジットカードの取り扱いが浸透していないある業界にアプローチし、新たな契約を締結することができました。
この業界では、お金の支払いが発生するタイミングや価格帯、決済内容等の性質から、これまでは現金払いや振込で決済する文化が定着しており、なかなかクレジットカードの導入が進んでいませんでした。
一方でサービスの利用者からは「クレジットカードで支払いを行いたい」という声が寄せられていました。そこで数十社に対しクレジットカード取扱いのご提案を行ったものの、最初のうちはどの会社も「まったく考えていない」と話すら聞いていただけない状況で、たとえお話をすることができても、現状の経理の仕組みが確立されているため、変更することは難しいという声ばかりでした。
しかし提案を重ねていくなかで、代金の回収業務に手間を感じていたり、高額の現金を持ち運ぶことにリスクを感じていたりと、現状に満足していないということもわかってきました。

ニーズに応える提案で、当社初の契約を獲得。
そのような中、ある会社から、「ぜひ一度話を聞いてみたい」と提案の機会をいただきました。
訪問前にその業界や代金支払いの流れについて情報を収集し、契約形態や決済に使う端末機の種類などをいろいろと想定して提案に挑みました。
その会社は、今までも利用者からクレジットカードで支払いたいとの声はあったが、手数料負担などを懸念し、具体的な検討は実施していなかったとのことでした。
そこで、現状の集金の流れを詳しくヒアリングし、最適と思われる方法を提案しました。
その後も提案を重ね、クレジットカード導入による十分なメリットを感じていただくことができ、無事に成約。そして、クレジットカード導入後、想定した以上にカードの利用は多く、加盟店とその利用者ともにメリットを感じることができたという声をうかがい、その時は大きな充実感を覚えました。

世の中への影響力を実感できる。それがやりがい。
まだまだクレジットカードが浸透していない業界はいくつもあります。
BtoBの分野や少額決済の領域などは未だクレジットカードの利用が進んでいません。
例えば古くからの慣習が定着した業界では、日本独自の売掛払いや精算サイクルが、クレジットカードの売上代金精算スキームと合致しなかったりするなど、一見するとクレジットカードの利用が困難に感じることも多くあります。しかし、ご提案先の企業と密にコミュニケーションを取り、先方の業界を詳しく理解して抱える悩みを引き出し、そこから見えてくるニーズや課題に対する解決策を提案することで、十分にメリットを感じていただけると信じています。
この仕事は、自分が開拓した加盟店を街の中で目にすることができ、仕事の成果を実感しやすく、そこに私はたいへんやりがいを感じています。日本はまだ現金払いの文化が根強く、「クレジットカードは怖い」と思っている方も多いようです。当社の提案によってクレジットカードの利便性を感じ、加盟店とその利用者ともに喜んでいただき、クレジットカードによる決済で日々の暮らしをより便利にしていきたい。それがいまの私の思いです。

私の1日レポート

  • 今日の仕事をイメージしながら通勤
    通勤中は、音楽を聴きながら、一日のスケジュールやお客さまへの提案のイメージなどを考えています。仕事開始までの精神統一のために大切な時間です。

  • チームメンバーと情報交換
    始業時間まで一日の業務スケジュールと昨日の振り返りを行います。チームの先輩、後輩と最新のニュースなどについて情報交換をします。

  • 加盟店に新サービスを提案
    契約済の加盟店のお客さまとの打ち合わせに向けて準備。提案内容の整理、確認を行い、提案資料など必要な書類を揃えます。一度の打ち合わせを有意義なものにできるよう往訪前の入念な準備は必要不可欠です。

  • お取引のないお客さまへご提案
    午後は、お取引のないお客さまへご提案。先方のニーズや課題を引きだし、適した提案を行います。時には、銀行やシステム開発会社など、数社合わせて打ち合わせを行うことも。自分の提案が先方のニーズにうまく合致し、興味を示してくださった時はモチベーションが上がります。

  • 退社後は同期と食事
    帰社後、打ち合わせにて依頼を受けた確認事項や、契約条件決定のために、関係各部や上司へ内容を相談。退社後は同期と食事に行くこともあります。まっすぐ帰宅する日は、好きな映画を見て過ごすことが多いです。

休日の過ごし方

休日は外出をしていることが多いです。当社は、社内のクラブ活動も盛んで、私はサッカー部に参加しています。他部署のいろんな年次の方と交流できるのも楽しいです。他には、自分が担当している加盟店にプライベートでたびたび訪れています。

私の「チカラ」分析

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  • 対人力【5】
    社内外問わず、常に人とのつながりをいつも大切にしています。
  • ミーハー力【5】
    はまったらとことん追求するタイプです。自身で考えを持って、案件に取り組んでいます。自分が担当した加盟店は、やはり好きになってしまいます。
  • 先読み力【2】
    上司から大切だといわれていることの一つです。まだまだ経験も浅いのですが、常に物事の一歩先を読むことを意識することで、足りない経験を補いながら仕事に取り組むよう心がけています。
  • カード知識力【4】
    カードについての知識(クレジットカードのルールや、契約書内容、カードの売上の仕組みなど)をベースに、お客さまにとってリスクのない提案をするように努めています。
  • 親身力【3】
    相手の話をよく聞き、相手の立場にたって考えることを心がけています。まだ十分とは言えませんが、意識して取り組んでいます。

3年後の「なりたい」自分