三井住友フィナンシャルグループの経営陣からのメッセージを投資家に伝えていくとともに、投資家の関心事を経営陣にフィードバックしていく。盛の所属するIR室では、日々投資家とコミュニケーションをとることで、投資家向け広報業務を担っている。
個人投資家にはHPで情報開示を行い、機関投資家や証券アナリスト等とは年間数百件の面談を実施。彼女自身がプレゼンテーションを行うこともあれば、役員が欧米亜各国を巡り現地の機関投資家向けにプレゼンテーションする際、同行するのも彼女の役目だ。面談の際に彼女が心がけているのは、投資家の知りたい情報や理解度に合わせて、グループの経営ビジョンが端的に伝わるようにすること。そのためには面談に向けた周到な準備はもちろんのこと、普段から経営陣と同じ目線でものごとを考えるように努めているという。
盛はこれから、グローバルで6万人以上となったグループ従業員に向けてのインナーコミュニケーションにも力を注いでいきたいという。世界中の従業員全員が今後の戦略やビジョンをきちんと共有し、グローバルで統一されたメッセージを発信できる企業体になれば、グループの価値はさらに向上していく。フィナンシャルグループ全体の情報発信力をさらに高めていくために、自分ができることはないか、盛は日々模索している。