新たな中期経営計画

SMBCグループ新ビジョン
コンセプトムービー
SMBCグループの新たなビジョン
世界をつなぐ
日本発の
トラステッド・パートナー

SMBCグループは、2020年に「最高の信頼を通じて、お客さま・社会とともに発展するグローバルソリューションプロバイダー」をビジョンとして掲げて以来、お客さまのニーズや社会課題に対する質の高いソリューションの提供に継続的に取り組んでまいりました。そして、2023年度からの前中期経営計画期間においては、円金利上昇や企業活動の活発化、個人の消費・投資活動の進展などの良好な事業環境が続く中、質の伴った成長の実現に向けて注力してまいりました。
この間、デジタルプラットフォームによる差別化や、金融サービスにとどまらない幅広い領域での新たなサービスの提供などをエッジとして主要事業が力強く成長し、業績は飛躍的に伸長したほか、経営基盤の強化や社会的価値創造の取組も進展するなど、着実に成果を上げることができました。これまでの取組が結実したことで、次なる高みとして、本邦トップかつグローバルに存在感を発揮するプレイヤーを目指す新たな成長ステージへの移行を果たせたものと考えております。
今後の経営環境を見通せば、国際秩序の揺らぎやテクノロジーの急速な進化などの世紀的な構造変化がもたらす影響やリスクには留意が必要ですが、戦略領域においてプレゼンスを向上させる好機でもあると捉えています。また、国内においては再成長に向けた機運が定着しつつあり、その実現に最大限貢献していくことが、SMBCグループの重要な使命と考えております。
こうした認識の下、今般、新たなビジョンとして、「世界をつなぐ日本発のトラステッド・パートナー」を掲げることといたしました。「世界をつなぐ」には、国境を越えて企業活動や資金の流れをつなぎお客さまを支えることを通じて、世界のトッププレイヤーに伍する存在になるという決意を込めています。また、「日本発」は、母国市場である日本の成長に最も貢献する金融グループとして、現場力を最大限発揮して確固たる事業基盤を築くとともに、その強みを活かしてグローバルにビジネスを拡大させていく、という意志を表します。その上で、これまで一貫して重視してきた信頼を礎に、必ずしも金融の枠にとらわれないSMBCグループならではの新たな価値提供を重ね、ステークホルダーの皆さまの期待を超える「トラステッド・パートナー」となることを目指します。
新たなビジョンの下、次の10年を見据えた挑戦にグループ一丸となって取り組んでまいります。
SMBCグループの理念体系はこちら新たな中期経営計画の概要
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1. 基本方針
2026年度からの3年間を計画期間とする新たな中期経営計画は、ビジョンの実現に向けて「高みを目指して大胆な変革にチャレンジ」する3年間とします。内外の旺盛なビジネス機会を捉えて足元の成長モメンタムを加速させるとともに、資本効率のさらなる向上を目指し、戦略領域におけるビジネスモデルの進化と、事業ポートフォリオの変革に取り組みます。経営基盤においても、グローバルに競争力のある事業展開を支えるため、中長期的にグローバルトップティア水準を目指し、高度化を進めてまいります。前中期経営計画から注力してきた社会的価値創造については、一層の取組高度化を通じて、人々の幸せがあふれる社会の実現へ貢献することを目指します。
加えて、テクノロジー活用の巧拙が金融機関の競争力に与える影響が一段と高まっていることを踏まえ、ITトランスフォーメーションに集中的に取り組みます。IT投資の拡大と開発力の強化を通じて、生成AIをはじめとして日々進化するテクノロジーを最大限活用できる企業体への変革を図ります。
これらの取組を通じて、本計画期間以降の中長期を展望した収益性ターゲットとして、ROTE15%程度と、欧米の大手金融機関に比肩する水準を目指してまいります。
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2. 事業戦略
日本では、デジタルプラットフォームの優位性の発揮やグループ一体での営業展開などを通じて、顧客基盤の拡大と競合他社を上回る成長の実現を目指します。併せて、S&T事業の強化による資本市場でのプレゼンス向上やアジアでの既存投資の成果実現に注力し、既存の貸出ビジネスでの抜本的な資産入替も進めることで、海外事業の収益性向上を図ります。加えて、内外横断で資本効率の高いアセットマネジメントビジネスやトランザクションバンキングの拡大にも取り組みます。これらの重点戦略領域へ優先的に経営資源を配分し、収益成長とROTE向上を両立してまいります。
事業ポートフォリオの変革にあたっては、「Optimize(ポートフォリオの最適化)」、「Capitalize(施策効果の最大化)」、「Build Next Core(次の成長への布石)」の方針に基づいて資源配分の最適化を図り、収益性・成長性・安定性のバランスの取れたポートフォリオの構築を目指します。

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3. 経営基盤
信頼と挑戦を重視する企業カルチャーを醸成するとともに、グループベースでのグローバル経営体制の高度化や、業務環境の変化や事業領域の拡大に応じた各種リスクのコントロール強化を図ります。併せて、成長戦略の着実な実行を支える人的資本の強化に継続的に取り組みながら、強みである現場力の最大化にも注力します。
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4. ITトランスフォーメーション
過去最大となる3カ年1兆円規模のIT投資を通じて、クラウド化などのITインフラの抜本的な刷新を進めるとともに、専門人材の拡充などにより企画・開発の体制強化を進めます。また、AI活用を一段と加速すべく、環境整備や従業員への教育機会を拡充するほか、プロダクトやオペレーションを一気通貫で見直し、AIを前提とする業務プロセスを整備してまいります。
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5. 社会的価値創造
目指す社会像や取組の方向性を明確化すべく、2026年度より「SMBCグループ 社会的価値創造宣言」を制定するとともに、「緑の地球」「輝く人々」「幸せな成長」の3つを、SMBCグループのマテリアリティと定めました。新たなマテリアリティの下、従業員一人ひとりの主体的な取組を促進するとともに、本業を通じた取組を一層強化することで、社会的価値創造の高度化を進めてまいります。