「水は、なるべくいまより少なく使うようにする。」
「地球の道」の前にやった地球の解説で、世界の人が使って良い水は、小さな瓶の中に入っているたった一滴だけという話だったので、いま私たちが使える水もそんなに多くないんじゃないかなと思ったからです。
SMBCグループと倉本聰氏とは、
これまで主に「環境」をテーマにした
様々な活動を行ってきました。
そして、2006年からは『SMBC 環境教育プログラム
NPO法人C・C・C富良野自然塾』として、
当塾の活動を本格的に支援しています。
その支援の一環として教員を目指す若者に向けた
『大学環境プログラム』へ協賛するなど
支援活動を積極的に行っています。
脚本家・倉本聰氏が主宰する富良野自然塾は、
閉鎖されたゴルフ場に2006年から植樹をして元の森に還す「自然返還事業」と、
そのフィールドを使った「環境教育プログラム」を行っています。
一連のプログラムでは、北海道富良野の大自然を五感で感じることで、
地球環境について考えることを目的としています。
プログラムの大きな柱として「植樹」があり、
参加者には、地球環境問題の原点を体感し、
木を植えることの重要性を理解していただいた上で、植樹を行っています。
これまでに約4万人以上が体験し、植樹本数は約8万本に及んでおり、
その数は年々増え続けています。
SMBCグリーンキャンプは次世代を担う子どもたちに、
自然や生き物の大切さや自立する心、
挑戦することの大切さを知ってもらうため、
富良野自然塾が主催するキャンププログラムです。
今回のキャンプでは小学校高学年~中学生の子どもたちが親元を離れ、
富良野自然塾のフィールドで3泊4日を過ごしました。
このキャンプを通じて、子どもたちは何を学び、何を感じ取ったのでしょう。
今回は杏さんに富良野自然塾の環境教育プログラムを体験して頂きました。
裸足で歩いて自然を五感で感じたり、地球46億年の歴史を辿ったり、富良野自然塾の魅力をたっぷり体験頂きました!
動画の中で杏さんとご一緒に富良野自然塾の体験をお楽しみください!
体験の様子は、杏さんのYouTubeチャンネル「杏/anne TOKYO」にて公開されております。是非ご視聴ください。
「釣りよかでしょう。」さんは、生まれも育ちも大自然な男性6人グループです。
今回、そんな「釣りよかでしょう。」さんたちに富良野自然塾へお越しいただき、
学んで、食べて、飲んで、樹を切って、サウナに入っていただきました!
富良野の山奥ではどんなチャンレンジが彼らを待っていたのでしょうか!?
この様子は、「釣りよかでしょう。」さんのサブチャンネル「佐賀よかでしょう。」で公開されており、
こちらのリンクからご視聴いただけます。
自然環境に関わるクイズに取り組んだり、
キーワードが学べる動画教材
学びをメモしたり、
身近な環境問題を考える
ワークシート
富良野自然塾を舞台に、
身近なところから
地球環境や環境問題を考えるきっかけに。
オリジナル教材の詳細はコチラ
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富良野自然塾と学研キッズネットがコラボしたオリジナル教材、「森づくり自然塾」。
自然との関わりがどのように変化しているのかをわかりやすく学べるこの教材を使い、
板橋区上板橋第四小学校にて、特別授業を実施しました!
子どもたちはこの授業を通して、何を感じたのでしょう。
ぜひレポートをご覧ください。
まずは、学校近くの公園へ出かけて、クラスみんなでフィールドワーク。
目を閉じて、自然の音にじっくり耳を傾けてみます。
噴水から流れる水の音、小さな鳥がさえずる音、近くの道路を通る自動車やバイク、人の声など、子どもたちは様々な音を感じとりました。
意識して聞かないと聞こえてこないような自然の音が、たくさんあることに気づきます。
次はフィールドビンゴシートを使って、公園にある自然とふれあいます。
ビンゴカードのマスの中に絵や字で書き込みながら、子どもたちは自分の五感を使って、身近な自然をゲーム感覚で発見していきます。
音のするもの、においのするもの、面白い感触のものなど、思い思いに細かく観察。
中にはすべてのマスが埋まるくらい、たくさんの自然を見つけた子もいました。
教室に戻った子どもたちは、動画を見ながら学びを深めます。
富良野自然塾で行われている植樹活動や、植物の光合成に関わるクイズに挑戦!
これまで社会科や理科で習ったことも思い出しながら、楽しく取り組みました。
「地球は子孫から借りているもの」という富良野自然塾が大切にしている想いも、子どもたちにきちんと伝わったようです。
最後に『豊かな自然を守るために自分にできること』をテーマに、4人1組でグループワークを行いました。
子どもたちから出てきた意見は、「植物を世話する」「ポイ捨てをなくす」「節水・節電」といった、意識すればすぐに、誰にでもできることばかり。
「一人ひとりの意識や小さな行動が、未来へとつながっていくんだよ」と話す先生の言葉で、授業は締めくくられました。
いろんな場所にたくさんの自然がある。公園で1回目に目をつぶった時は「ふーん」って感じだったけど、2回目はすてきな音に聞こえた。
自然は最近少なくなっているけど、公園では鳥が鳴いていたり、さわるとザラザラなものがあったり、それも自然でいいなと思った。知らないうちに周りに自然があった。
動画でクイズなどを答えて、森に直すための作業や、なぜ木を切るのかがわかりました。自然の音が印象に残りました。
自然は人間と同じように根をもって生きている。ゴルフ場から自然塾のある森にするのに、15年もの年月をかけていたので、すごく大変だなと思った。
自然のように身近にあって当然のものも、注目してみれば発見があった。身近にあるからこそ気づくことができないとわかった。
普段公園で遊んでいると、ポイ捨てする人を見かけます。「え?いいのかな?」とか考えるけど、今日の授業で、次行く時はゴミ袋を持って行ったり、町に落ちているゴミをひろう活動を増やしていきたいと思いました。
内容は小学校5・6年生なら十分に理解できるものだったと思います。フィールドビンゴシートはどこでも楽しめていいと思いました。動画を最初に持ってくると、いきなり北海道の自然が出てきて児童が「なぜ?」となってしまいそうだったので、公園でのフィールドワークや過去の校外自然学習をうまく織り交ぜながら、授業を組み立てました。教員用ガイドに指導計画が細かくあることはありがたかったです。
学研キッズネット
チーフプロデューサー
坂田邦雄さん
温室効果ガスや海洋汚染など、地球規模の課題が多い環境問題を、児童たちが主体的・対話的に学ぶにはどんな教材が必要か……、難しいテーマに富良野自然塾と挑みました。教材の骨子としたのは富良野自然塾が続けてきた「森づくり」。動画教材では、富良野の森で授業を受けているかのように、目と耳で森を感じ、植樹という具体的な作業から得られる学びを大切にしました。付録教材の「フィールドビンゴ」は、五感を使って自然を感じることができるネイチャーゲームです。住んでいる地域でもグループで取り組め、タブレット用のデータも用意しました。児童たちが自然や環境に関心を持つきっかけを、この教材でつくれたら大変うれしいです。
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「地球は子孫から借りているもの」
脚本家倉本聰氏と、SMBCグループCEOである中島達がこれからの未来について語り合いました。
脚本家 倉本聰氏は富良野自然塾を運営し、ゴルフ場として使われていた土地を「森に還す」という取り組みを続けており、「社会的価値の創造」を経営戦略に掲げるSMBCグループはその取組を当初から支援しています。
「なぜ自然は大切なのか」 「デジタル社会で人材をどう育てるべきか」 「金融機関はどのような役割を果たすべきか」。
フリーアナウンサーの宇賀なつみ氏の司会で行われた対談の様子をご覧ください。
富良野自然塾塾長
人間にとっての必需品とは何なのでしょうか。食もそうですし、衣も住もそうでしょう。でも、それ以前にもっと重要なものは、空気と水です。この二つの重要性を、あまりにも身近で当り前すぎる為、僕らは普段忘れてしまっています。では、その空気と水を供給してくれているものは何か?それは森です。それも森の葉っぱです。しかし人類は、森を見るとき、木材になる幹ばかりを見て葉を見ることを忘れていました。
2005年、富良野プリンスホテルゴルフコースが閉鎖されると聞き、そこを昔の森に還してはどうかと提案し快諾を得ることが出来ました。およそ35ヘクタールを森に還すのは大変な作業ですし遠大な時間がかかります。 しかし、僕らが森を作るのは、決して木材が欲しいからではありません。木材ではなく、木の葉っぱを多く作りたいから森を作りたいわけです。葉っぱは、空気の清浄化・・つまり、酸素を沢山出してくれます。我々が吸ってる酸素は、この木の葉っぱが作ってくれているんです。それから、水を貯水し調整してくれてるのも全部葉っぱの役目だからです。多分このコースが森に還った姿を、僕らは生きて見ることは出来ないでしょう。しかし、だからこそこの事業を未来につなげていかなければならないと思っています。SMBCグループのご協力によって、僕らはこのプロジェクトを進行させています。
富良野自然塾は、これから社会に出ていく若者たち、とくに教員となって教育現場で子供たちに教える立場になる若者たちに、「大学環境教育プログラム」の体験を通じて自然環境の大切さを改めて感じてもらい、教職についた後、各々が社会や地球に対し「自分ができること」を考え、またそれを周りの人々に伝え、環境教育に精通する人材を1人でも多く増やしていくキッカケを創っています。