企業は事業の成長だけでなく、周りの人や環境にも目を向けていくことが必要とされる時代。環境・社会課題の解決への貢献を目的に据えて、自社の存在意義を再定義し、事業を見直す必要があります。持続可能な社会に向けた活動が求められるようになってきた中で、どうしたら自社のビジネスからそのような取り組みを生み出し、事業として実現していくことができるのでしょうか。
新たな事業を展開していくためには、自分たちの企業は将来どのようにありたいか、世の中に対してどのような価値を社会に生み出していきたいか、といった事業のビジョンをつくることが大切です。
今回のイベントでは、環境・社会課題に向き合いながら新たな経営戦略を進行している事例として、たねやグループのCEOである山本 昌仁氏をお招きします。老舗のお菓子屋として知られる「たねやグループ」。2015年に建築史家・藤森照信氏と共に建てた「ラ コリーナ近江八幡」は、年間320万人以上の人たちが訪れるほどの人気の観光スポットになっています。お菓子の製造販売だけでなく、建築、農園、保育園、森をつくるプロジェクトなど、様々な事業を展開しているたねやグループの事業の源には「自然を師匠にして"自然に学ぶ" 」というコンセプトがあります。イベントでは、山本氏がどのようにして自社のビジョンを更新し、新たな事業を展開をしていったのか、ビジョンの基となる考え方から事業を実現するまでのストーリーをお話いただきます。
また、どのように自社のビジョンを更新していけばよいのか、具体的な進め方について、環境・社会課題解決の「意識」と「機会」を流通をミッションとするGREEN×GLOBE Partnersより、事業ビジョンを更新していくためのワークショップや事業者同士の意識交流の機会づくりなど、事業者が具体的な一歩を踏み出していくための活動についてお話いただきます。