生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)開催で、生物多様性関連書の発行点数が激増した。世間の関心も急速に高まってきたのが、月間ベストテンからも読み取ることができる。ベストテン以外にも『生物の多様性と進化の驚異(羊土社)』『日本の外来生物決定版(平凡社)』などが売れている。入門書は、学校の課題用や企業のテキストとしても使用されているようだ。
BOOKS 〜環境を考える本〜
話題の環境本
地域環境マネジメント入門 LCAによる解析と対策
玄地 裕 稲葉 敦 井村 秀文 共編 東京大学出版会

地域環境マネジメントの現場において非常に役立つ書である。3部で構成されており、第(特)部で地球環境マネジメントやLCAの基礎的な考え方や評価法について説明。続いて第(監)部でLCAを地域の施策や活動に適用するための手法やメリットのほか、環境へのインパクトの評価手法を解説する。さらに、第(企)部で最新研究事例を示しながら、LCAを地域環境マネジメントに適用する上での注意点と今後の課題を提言する。
太陽光・風力発電と系統連系技術
甲斐 隆章 藤本 敏朗 共著 オーム社

太陽光や風力など新エネルギーを利用した発電システムに加え、商用電力系統に連系するために必要な基本技術および保護リレー技術まで含めて、発電システムと系統連系の両面から解説した画期的な書である。前半で、新エネルギー利用発電の普及とその背景、太陽光・風力発電システムについて解説。後半で、新エネルギーと系統連系技術について基本事項から、発電設備設置に関わる法令と諸手続きまで丁寧に解説する。
改正法対応 Q&A129 土壌汚染対策法と企業の対応
土壌汚染対策研究会 編著 産業環境管理協会

初版は「Q&A101」として2003年に発行され、関係者に定番書として支持されてきた。本書は2010年4月の改正法に対応した改訂版。経済産業省が作成した調査報告書「土壌汚染対策法施行に向けて - 事業者のための紛争・対応リスクコミュニケーションガイド - 一問一答」をもとに再編集された。土壌関連の法律・政令・省令・施行通知などの対照表を収録。企業が土壌汚染問題にどのように対応すべきかが理解できる座右の書。
環境書9月度売上げベストテン
ジュンク堂書店(池袋本店)2010年9月1日〜30日
1 | 生物多様性100問 | 木楽舎 |
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2 | 生物多様性(Newton別冊) | ニュートンプレス |
3 | 捕食者なき世界 | 文藝春秋 |
4 | 生物多様性国家戦略2010 | ビオシティ |
5 | 食料の世界地図 | 丸善 |
6 | 読み解き!「改正省エネ法」実践マニュアル | 環境新聞社 |
7 | 知っておきたいエネルギーの基礎知識 | ソフトバンク クリエイティブ |
8 | 生物多様性 私と地球を元気にする方法 | 技報堂出版 |
9 | よくわかる水環境と水質 | オーム社 |
10 | はじめて学ぶ 生物多様性と暮らし・経済 | 中央法規出版 |