

2024年度 活動報告
SMBCグループライジング基金2024年度寄付先が決定しました
SMBCグループライジング基金は、有志社員の給与から毎月天引きする積立募金(一部振込)をもとに、寄付を通じて国内外の様々な社会課題の解決につなげる取組です。
この度、同募金に寄せられた社員の寄付金および当社マッチングギフトを下記団体に約2,400万円寄付いたしました。
2024年度寄付先団体
団体 | 事業名 | 寄付金額(円) | 活動地域 | |
---|---|---|---|---|
3年コース | 一般社団法人チョイふる | 困窮子育て家庭のためのワンストップ総合相談窓口事業 | 10,000,000 | 国内 |
1年コース | 特定非営利活動法人エイズ孤児支援NGO・PLAS | ケニアの貧困家庭の農業生計向上とキャリアプランニング支援事業 | 3,000,000 | 海外 |
特定非営利活動法人バディチーム | 居場所とアウトリーチの連携による困難家庭支援のモデル構築事業 | 3,000,000 | 国内 | |
一般社団法人Kids Code Club | 事業拡大のためのバックオフィス整備とコミュニティ強化 | 3,000,000 | 国内 | |
特定非営利活動法人miraito ※2025年2月特定非営利活動法人SETから独立した新組織となります |
過疎地だからこそインクルーシブなユースセンターづくり | 2,992,000 | 国内 | |
推薦 | 認定特定非営利活動法人 かものはしプロジェクト | 困難な環境下で奮闘する妊産婦の居場所「ふたやすみ」の運営事業 | 997,200 | 国内 |
一般社団法人 つなぐ子ども未来 | 子どもの貧困撲滅!子ども家庭支援センター創設事業 | 1,000,000 | 国内 |
SMBCグループライジング基金2024年度 寄付先募集について
SMBCグループは、2023年4月にスタートした新中期経営計画で戦略の柱のひとつに“社会的価値の創造”を据えると同時に、このタイミングに合わせて重点課題(マテリアリティ)の見直しも行い、「環境」「DE&I・人権」「貧困・格差」「少子高齢化」「日本の再成長」の5点を、SMBCグループとして主体的に取り組むべき重点課題として定めています。
本年度の公募対象事業は、重点課題の1つである「貧困・格差」をテーマとし、貧困・格差の解消に資する取組としました。
SMBCグループライジング基金の寄付が、子どもたちの教育格差の解消や、挑戦の機会の提供、社会的な自立や貧困からの脱却の一助となり、世代を超える負の連鎖を断ち切る一歩となることを期待しています。
また、SMBCグループライジング基金では、社会的インパクトを最大化するため、支援対象の直接的な増加にとどまらず、既存事業の支援対象や支援内容をより効率的・効果的に広げる取組を重視して支援を行っています。
従来の単年度支援「1年コース」と、より大きな社会的インパクトを創出するため、中長期で事業や組織の基盤強化に取り組む団体を支援する複数年支援「3年コース」を選択いただくことができます。
3年コースでは複数年という期間を活かし、SMBCグループからのプロボノ支援というサポートも提供します。貧困・格差の連鎖解消に取り組むパートナーとして、セクターを越えた協働を推進することを目指しています。
また今年度より、SMBCグループライジング募金の会員による推薦による推薦枠を創設し、社員の社会貢献の活動を後押ししています。
選考基準について
寄付先の選定においては、2023年10月に一般公募寄付先募集を開始し、書類審査や社員投票を経て、審査会を実施し、審査基準に基づいて本件寄付で想定される社会へのアウトカムやインパクトをもとに総合的に評価を行い決定しました。
その上で、寄付先として決定した団体には以下のような特徴がありました。
- ①社員投票にて多くの社員から支持を得た団体であること。
- ②「貧困・格差」の社会的課題について、対象者のニーズと課題を生み出す構造の両者が的確に分析されており、世代を超える負の連鎖を断ち切るために重要な取組であること。
- ③団体のこれまでの取組を元に、事業と組織の成長課題が明確になっており、計画に取り組むことで、さらなる進化とインパクト創出が見込まれること。
寄付先の選定プロセスでは、「貧困・格差」の連鎖解消に最前線で取り組まれる団体のご提案を多くいただき、直接お話を伺う機会もあった中で、当社の取り組むサステナビリティの推進にあたっても、大きな示唆をいただきました。
ご応募いただいた団体の皆さまには、貴重な時間を割いていただき、あらためて感謝を申し上げます。
今後も、地域・社会の皆さまが安心して健やかな暮らしをおくれるよう、SMBCグループ社員のライジング基金が一助となれるよう活動を続けてまいります。