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スマホ決済戦国時代に切り込む。国内初、完全カードレスのクレジットカード「三井住友カード(CL)」で環境にも対応

三井住友カード株式会社は2021年10月4日、プラスチックカードが発行されないモバイル端末専用のカードレスカード「三井住友カード(CL)」の提供を開始した。Visaブランドのクレジットカードとしては国内初となる。

国内でも急拡大の非接触決済市場

決済分野は現在大きな変動の最中にある。Visaのタッチ決済などの非接触決済対応カードの普及が進み、日本国内の非接触決済対応カードはVisaブランドだけでも約5,100万枚、Visaのタッチ決済の取引件数も直近1年間で約5倍(2021年6月末時点 いずれもVisa発表による)に急拡大している。

また、利用店舗に設置されている端末もタッチ決済対応端末の設置が進み、直近2年間で約6.7倍に拡大(2021年6月末時点 Visa発表による)、利用店舗も順調に拡大している。

モバイル決済の浸透率が急激に増加

キャッシュレス決済の普及拡大により、コード決済、プリペイド式決済、クレジットカード決済など、お客さまが利用される決済方法も多種多様化してきた。クレジットカードのご利用も、スマートフォンでの利用、あるいはコード決済への紐づけなど、クレジットカード本体を差し出さない支払い方法を選択されるお客さまも増加している。

インターネット及び店頭での買い物も、モバイル決済の浸透率が急激な高まりを見せており、スマートフォンさえあればあらゆる事に対応できる時代となった。 非接触型のモバイル決済手段の普及拡大に合わせ、三井住友カードにおいても、多くのお客さまがモバイル決済を利用しており、モバイル決済を通じた利用金額も着実に増加している。

新たな選択肢=”カードレス”

三井住友カードでは、この時代に即した”デジタルファースト”の利用の流れを汲み、新たなキャッシュレス エクスペリエンスのひとつとして、プラスチックカードの発行を行わないカードレス仕様の「三井住友カード(CL)」の提供を開始により、クレジットカードを持ち歩かない消費者にも対応していく。

スマートフォンからお申込後、最短5分でカード番号を発行、すぐにインターネットでお買い物ができる。インターネットによるお買い物ではVpassアプリでカード情報を確認できるため、スムーズに利用可能だ。リアル店舗では、非接触型のモバイル決済サービスに登録することで、Visaのタッチ決済などで店頭でのお買い物も即時で可能。プラスチックカードの発行がない、最も身軽な新スタイルといえる。クレジットカードとアプリの一体的な利用を提案することで “キャッシュレス時代の新しいスタンダード” を目指している。

クレジットカードに使うプラスチックカードは製造と廃棄の際に二酸化炭素(CO2)を排出する。プラスチックカードをカードレスに移行すればするほど、CO2量の削減が期待できる。

事業者・利用者双方の「顧客起点」がキーワード

環境が大きく変わる中、三井住友カードは、日本におけるキャッシュレスのリーディングカンパニーとして、事業者・利用者双方の「顧客起点」でキャッシュレスへの課題解決を目指す。

事業者起点では、次世代決済プラットフォーム「stera」を構築、店頭・EC双方の決済インフラをパッケージで提供することで、双方の決済データの統合を実現。また、オールインワン端末「stera terminal」一台でクレジットカード、電子マネー、QRコードなど、さまざまな決済手段の受け入れが可能となる業界最高水準の環境を実現してきた。

事業者が抱えるデータ活用やマーケティングの課題の解決として、保有する膨大なキャッシュレスデータを統計化し、取引先さまなどに対するデータ分析支援サービス「Custella」を提供している。

一方、利用者起点では、急速なキャッシュレスの普及に伴い、さまざまな決済手段が乱立するなか、実際にキャッシュレスをご利用されるお客さまが、未だかつてなかった「安心・安全」「便利」「お得」を実感できる新たなキャッシュレス決済エクスペリエンスの準備を進めてきた。

三井住友カードは、今後もお客さまにより安全で利便性の高い決済手段を提供し、更なるキャッシュレス化の推進に努めていく。

三井住友カードのキャッシュレス決済戦略イメージ

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プラットフォーム
(Platform)

類義語:

サービスやシステム、ソフトウェアを提供・カスタマイズ・運営するために必要な「共通の土台(基盤)となる標準環境」を指す。