

SMFGグリーンボンド 期中報告(2018年3月末時点)
1.資金充当状況のレポーティング
2017年10月発行のSMFGグリーンボンド(発行額:500百万ユーロ)の発行代わり金を充当しているグリーン適格プロジェクトの残高は、2018年3月末時点で10件合計528百万ユーロと、発行代わり金の全額をグリーン適格プロジェクトに充当済みです。カテゴリー別、地域別、設備容量別の割合は、下図をご覧ください。
(1)グリーン適格プロジェクトリスト
カテゴリー | サブカテゴリー | 融資契約年月 | 通貨 | 地域 | 融資残高 (百万ユーロ) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 再生可能 エネルギー |
風力発電 | 2016年12月 | GBP | 欧州 | 101 |
2 | 再生可能 エネルギー |
風力発電 | 2016年5月 | GBP | 欧州 | 99 |
3 | 再生可能 エネルギー |
風力発電 | 2017年12月 | EUR | 欧州 | 73 |
4 | 再生可能 エネルギー |
風力発電 | 2017年2月 | EUR | 欧州 | 61 |
5 | 再生可能 エネルギー |
風力発電 | 2016年8月 | EUR | 欧州 | 44 |
6 | 再生可能 エネルギー |
風力発電 | 2017年5月 | EUR | 欧州 | 27 |
7 | 再生可能 エネルギー |
太陽光発電 | 2016年8月 | USD | 米国 | 42 |
8 | 再生可能 エネルギー |
太陽光発電 | 2017年3月 | EUR | 欧州 | 28 |
9 | 再生可能 エネルギー |
太陽光発電 | 2016年12月 | USD | 米国 | 28 |
10 | 再生可能 エネルギー |
太陽光発電 | 2016年11月 | AUD | 豪州 | 25 |
合計 | 528 |
- 注 為替については、2018年3月末時点の当行TTMを採用
グリーン適格プロジェクトへの資金充当表明
(2)カテゴリー別
2018年3月末時点で、発行代わり金を充当しているグリーン適格プロジェクトのカテゴリーは全て再生可能エネルギーで、セクター毎の充当割合は以下の通りとなっております。

(3)地域別
2018年3月末時点で、発行代わり金を充当しているグリーン適格プロジェクトの地域別割合は、欧州が82%、米州が13%、その他が5%となっております。
詳細な国ごとの割合については、以下の通りとなっております。

(4)設備容量別
2018年3月末時点で、発行代わり金を充当しているグリーン適格プロジェクトの設備容量別の件数については、以下の通りとなっております。

2.環境インパクトレポーティング
2018年3月末時点で、発行代わり金を充当しているグリーン適格プロジェクトの総設備容量は3,126MW、当該プロジェクトによる二酸化炭素排出削減効果は年間約4.2百万トン、内SMBCのファイナンス割合で按分した二酸化炭素排出削減効果は年間約44万トンとなっております。
分野 | カテゴリー | 国 | 設備容量 | 推定CO2削減効果/年 | |
---|---|---|---|---|---|
内SMBC ファイナンス分 |
|||||
再生可能エネルギー | 風力 | イギリス、 ドイツ、 ベルギー |
2,226.3MW | 3,092,065 t-CO2 | 272,235 t-CO2 |
ソーラー | フランス、 アメリカ、 オーストラリア |
899.8MW | 1,091,677 t-CO2 | 166,593 t-CO2 | |
合計 | 3,126.1MW | 4,183,742 t-CO2 | 438,828 t-CO2 |
- ● 二酸化炭素排出削減効果の算出について
年間二酸化炭素排出削減効果は、国際エネルギー機関(IEA)、温室効果ガス(GHG)プロトコル、内閣官房及び経済産業省からのデータを元に、株式会社日本総合研究所にて算出しております。再生可能エネルギーによる発電事業では、売電量をCO2ゼロとして考え、売電した分、事業立地国の平均的な電源によるCO2排出量が減ったとみなします。そのため、推定CO2削減効果については、各事業において、売電量と立地国における発電による排出係数を掛け合わせて算出しております。売電量については可能な限り実績に近いデータを用い、排出係数についてはIEA(国際エネルギー機関)がまとめている国データを用いています。したがって、同規模の事業でも、立地国によって推定CO2削減効果には大きな差が出ることになります。