会社の未来をつくる『人財』を、この手で育んでいく。 SMBCコンシューマファイナンス株式会社 東日本お客様サービスセンター 藤原 千春

「お客さまから最高の信頼を得られるグローバルなコンシューマーファイナンスカンパニー」を目指す、SMBCコンシューマーファイナンス、藤原は当社のお客さまの対応窓口である「お客様サービスセンター」に所属し、新入社員の教育に携わっている。「研修で身につける電話対応、正確で迅速な端末操作は、当社で働く上での基礎スキルです。お客さまとの会話にま.っすぐ向き合う若い社員たちの姿に、仕事への自覚と責任感が芽生えていくのを感じたときは、それまでの苦労も吹き飛びます」。事業成長の礎となり、会社の未来を作っていく大切な「人財」を、彼女は懸命に育んでいる。

インタビュー

健全なコンシューマーファイナンス市場の形成を目指し、金融経済教育にも注力。

私は入社後、7年ほどの支店勤務を経て、2010年に新たに設立されたお客様サービスプラザに約2年半在籍しました。お客様サービスプラザは、お客さまに家計診断サービスなどをご提供するだけでなく、地域のお客さまとのコミュニケーション拠点となることを目指して、地域の外部団体と連携したCSR活動を行っています。プラザ業務の中で今も強く印象に残っているのは、神奈川県主催の「企業とNPOのパートナーシップ支援事業」に参加し、公立の小学校で金融経済教育の授業を開催したことです。弊社が行う金融経済教育を、公立の小学校が初めて「授業」として取り上げてくださったことは、当時としてはとても画期的なことでした。当社はCSRの実践における重要なテーマのひとつに「健全なコンシューマーファイナンス市場の形成」を掲げています。子どもの頃からお金に関する正しい知識を身につけ、大人になった時に適切な判断ができるよう、少しでもお手伝いができればという想いでこの活動を企画・実施しました。

地域の人々とのネットワークを築き、公立小学校で「金融経済教育」を開催。

この金融経済教育の授業開催に際しては、自治体の関連部署や地域のNPO法人の方々にご協力いただきました。当社が行う金融経済教育の意義を理解していただくように努め、信頼関係を築いた結果、ある公立の小学校を紹介していただき、6年生の社会科で金融経済教育を実施することができました。当日は私が教壇に立ち、お金の成り立ちから貨幣経済の形成、現代のキャッシュレス決済に至るまでの流れを児童のみなさんにレクチャーし、また模型の貨幣を使った金融取引体験も実施しました。校長先生をはじめ多くの先生が見守るなか、授業は大いに盛り上がりました。その時の児童のみなさんの好奇心旺盛な目はいまでも忘れられません。また、私が異動した後も、こちらの小学校とはおつきあいが続いていることを後輩から聞きました。今でもつながりがあるのは、自治体や地域の方々と確かなネットワークを築くことができた結果であり、本当にうれしく思っています。

現在は、お客様サービスセンターに配属される新入社員の教育研修に奮闘。

そして入社10年目に、現部署である東日本お客様サービスセンターに異動。サービスセンターは、お客さまからのお申込受付、お借入やご返済に関する対応窓口です。私は企画・教育ユニットに所属して、センターに配属される新入社員の教育研修を担当しています。当社では新入社員に対して、半年間を通じて一連の業務の流れを習得する教育プログラムを行っており、私はその企画と運営を担っています。当部署に異動後、初めて担当したのは2014年度の新入社員研修でした。当社の研修は、主に知識の習得が中心の研修と、現場で実際に業務を経験するOJTを組み合わせています。研修をより良いものにするためには、現場のOJT担当者の協力が欠かせません。OJT担当者と綿密な打ち合わせを行い、社会人としての自覚や意識を醸成することはもちろん、一日でも早く戦力として活躍してもらえるよう、実際の業務にまで踏み込んだ研修プログラムを作成しました。また、配属後すぐに行われる1カ月間の研修では、自ら講師を務め、ロールプレイングではお客さまの立場に立った教育指導に努めました。

研修を担当した若い社員たちのがんばりに私も応えたい。

研修が長丁場になると、気力、体力ともにつらいと感じることもありますが、新入社員たちの頑張る姿を見ると、そんな気持ちも吹き飛びます。最終日には、研修時の意気込みを忘れないようにと、26画の『情熱』という文字を新入社員26名で一筆ずつ色紙に書きました。また、いつでも見返して初心に戻れるようにと、色紙を名刺サイズに加工して26名全員にプレゼントしました。私も常に携帯しています。その後は配属先でのOJTを行い、定期的に集合研修を実施。OJTも含めた一連の研修を終え、社会人として一回り成長した社員たちを見た時は、大きな達成感を感じました。私が初めて研修を担当した若い社員たちは、いまサービスセンターの第一線で活躍しています。そうした姿を目の当たりにすることが、何よりの喜びです。今年も情熱にあふれた『人財」を育て、会社の発展にさらに貢献していきたいと思っています。

私を変えたひとこと

「まず、人として、いい人間になりなさい。」

当社の経営陣の言葉です。
「野心や向上心を持つことは必要だが、独りよがりに突っ走っても決して成功は得られない。まずは一人の人間として愛され、信頼されるに値する人であることが前提であり、もっとも大切なことである」とおっしゃっていました。そして、一生懸命取り組んだ結果として、成功はおのずとついてくるのだと教えていただきました。

私の仕事を支えるもの

私のパワースポット
別府湾を望む高台

青い海と澄んだ空を眺めていると、悩んでいたことが嘘のように心がスッキリします。帰省したときに必ず立ち寄るスポットで、休み明けには新鮮な気持ちで仕事に取り組むことができます。

私のリフレッシュ法
趣味の料理とお菓子作り

まず完成形を思い浮かべ、そこに至るプロセスを考えながら形にしていくという点が、教育研修プログラムを企画するときの手順と似ているように感じます。楽しみながらも思考法や想像力の訓練にもなり、出来栄えがイメージ通りになった時はとてもうれしいです。

私の会社紹介

SMBCコンシューマファイナンスはこんな会社

当社の社員には、自分の置かれた環境で最善策を見つけて実践していくという社風が根付いています。健全なコンシューマーファイナンス市場の形成を目指し、お客さまが安心してお金を借りることができる金融サービスを提供できるよう、全社員が日々の業務に取り組んでいます!

SMBCコンシューマーファイナンス東日本お客様サービスセンター 藤原 千春

NEXT COMPANY セディナ

「総合決済ファイナンスカンパニー」として、クレジットカード事業・信販事業・ソリューション事業の3つを柱に掲げるセディナ。
ネットビジネス事業部の相澤晶子がご紹介します。お楽しみに!

セディナネットビジネス推進部 相澤 晶子

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※日経ビジネス 2015年5月15日号掲載(PDF形式:866KB)