SMBCグループは世界40を超える国と地域に展開し、グループの成長を牽引する海外ビジネスを支えるべく、従業員の雇用地を問わない適材適所の登用を推進する枠組み整備を進めているほか、ビジネスの急速なグローバル化を支える人材の育成に力を入れています。
海外と日本の間での人材交流や、国内外の従業員が集う研修を多数行うなど従業員が異文化コミュニケーションを経験する環境を整え、組織として多様性を競争力に変える風土を育んでいます。
数字で見る人材のグローバル化
グローバル人材の活躍に向けた、主な取組
グローバル人事室
三井住友銀行とSMBC日興証券で、2014年度と2017年度に「グローバル人事室」をそれぞれ立ち上げるとともに、SMFGグローバル人事室を2017年度に設置しました。2025年度からは、グローバルで⼈事機能の⼀体化に取り組んでおり、⼈事運⽤の簡素化・効率化、国・地域間の連携強化、本社としての適切なガバナンス体制の構築を推進しています。「One Global HR」としてグローバルに整合した⼈材戦略を実⾏することで、国・地域にかかわらずグループ・グローバルの従業員全員に活躍の場を提供し、事業と従業員がともに成⻑していくことを⽬指しています。
統一プラットフォームの構築
グローバル人材戦略の実現に向けて、人事組織や運用などのHRプラットフォームをグローバルで統一する取り組みを進めています。それに伴い、2025年度から、各拠点の人事責任者のレポートラインを本社人事部に接続し、Global CoE(Center of Excellence)として機能別にグローバルな企画運営体制を構築しました。CoEの5つの機能のうち、4つは海外現地従業員を責任者にアサインし、人事運用においても雇用地にとらわれない人材配置を実現しています。また、グローバルでの人事データの活用を高度化し、海外における人事システムの統合を検討しています。これにより、国や地域をまたぐ異動など、グローバル全体で最適な人材マネジメントの実現を目指します。
各種研修制度

インドへの若手従業員派遣プログラム
「Indo wo Shiro Program」
SMBCグループは、米国University of Pennsylvania, the Wharton Schoolや仏INSEADと提携し、幹部従業員向けの研修を実施しています。各国の従業員が参加する合同研修を通じて、異文化環境でのリーダーシップ養成や国際的なネットワーク形成に取り組んでいます。また、日本と海外の双方で短期派遣や業務出向を推進し、グローバル人材としてのスキル向上を図っています。2024年度には90名が日本を訪れ、高度な専門性を発揮しました。さらに、インドへの短期派遣を含む海外トレーニー制度を通じて、将来のグローバルビジネスを牽引する人材の育成に注力しています。
三井住友銀行のグローバル人材の活躍はこちら
