新たなる出発 
〜 SMBCグループ発足の原点から20年 ~

2021年4月1日、三井住友銀行は誕生から20周年を迎えた。これを記念して、20周年にちなんだミニ番組「二十歳の挑戦」(放映:テレビ朝日、BS朝日)への一社提供を行うとともに、テレビCM「20周年」篇を制作・放送した。テレビCM「20周年」篇は、お客さまへのこれまでの感謝の気持ちを表すと同時に、SMBCグループのビジネスを支えてきた「Customer First」の想いを、「誰かのためだから、本気になる。」とのフレーズに込めて伝えた。

三井住友銀行が一社提供したテレビ番組「二十歳の挑戦」PR動画の一場面
三井住友銀行が一社提供したテレビ番組「二十歳の挑戦」PR動画の一場面

振り返ってみれば、この20年の間に、SMBCグループにとっての業務環境は劇的に変化した。2001年以降進んだ異業種による銀行業への参入、フィンテックの台頭による決済手段の多様化などにより、金融サービスと非金融サービスのボーダーレス化や金融機能のアンバンドリングが加速し、その分、競争も激化した。一方で、デジタライゼーションの進展や銀行法改正による業務範囲規制や出資規制の緩和などを通じて、グループの可能性も大きく広がっている。

こうしたなか、社長の太田が「銀行が不要になるのであれば、我々自身が銀行でなくなればいい」と述べているように、パラダイムシフトの時代を生き抜くために、SMBCグループが常に変化・進化し続けてきたことは、この『SMBCグループ二十年史』において見てきた通りである。

しかしながら、どんなに時代や環境が変わろうとも、また自らの組織形態や業務内容が変化したとしても、SMBCグループとしての基本姿勢、目指す方向性に変わりはない。経営理念の第一にも掲げている、「お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する」ことを基本に、「最高の信頼を通じて、お客さま・社会とともに発展するグローバルソリューションプロバイダー」というビジョンの実現を目指して、SMBCグループはこれからも挑戦を続けていく。