(4)システムインフラの整備

拠点の増加や取扱商品の拡充など海外における業務拡大に伴い、事務量の増加に耐えうる業務システムを構築する必要も生じた。2009年10月から複数のシステムを使用していた豪亜地域の勘定系システムを「T24」(注40)に順次刷新し(2009~2012年)、その後中国現地法人においてもシステムを刷新(2016~2017年)した。欧米地域の勘定系システムは三井住友銀行発足時から「GIS」(注41)を使用しており、2014年にはカナダ現地法人(2016年度に支店化)にも展開した。これにより、勘定系システムについては、T24(豪亜地域)とGIS(欧米)の2系統への統合が進み、2017年に勘定系システムの刷新は一巡した。

そのほか、豪亜地域の拠点にオフィスの外から社内システムへリモートアクセスできるシステムを導入し、業務インフラも整備した。また、国内と海外の拠点間でのお客さま情報管理共通化策として、SMBC-CRM(注42)も導入した(2015年)。