(2)次世代に対する取り組み
次世代に対する取り組みに関しては、グループ各社が引き続き金融経済・キャリア教育に積極的に取り組んだ。2015年5月にSMBC日興証券は特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会とスペシャルパートナー契約を締結し、同契約に基づき、視覚障がいのある児童・生徒(小学生~中学生)にブラインドサッカーを体験・練習してもらう、「ブラサカ・キッズトレーニング」に協賛するとともに、社員がボランティアとして参加し、子どもたちのサポートを行っている。2020年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、オンライン配信を通じてキッズトレーニングを実施した。キッズトレーニングでブラインドサッカーを体験した子どもたちの中から、実際に選手として活躍する者も出てきている。

さらに、三井住友ファイナンス&リースでは、2019年12月よりSDGsリース「みらい2030®」(寄付型)の取扱いを開始した(注18)。これは、リース料の一部をSDGsの達成に資する特定非営利活動法人等に寄付するもので、2019、2020年度については特定非営利活動法人キッズドアに寄付し、困窮家庭の高校生や高校を中退した若者を対象に学習支援を行う「高校生世代事業」に活用された。
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第1章不確実性が増す外部環境
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第2章新たなガバナンスの下でのグループ・グローバル経営の強化
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第3章「カラを、破ろう。」
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第4章「お客さま本位の業務運営」の徹底
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第5章リテール金融ビジネスにおけるビジネスモデルの変革
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第6章ホールセールビジネスにおける真のソリューションプロバイダーを目指して
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第7章グローバル・プレーヤーとしての進化
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第8章高まる不透明感の下での市場ビジネスの進化
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第9章アセットマネジメントビジネスの強化
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第10章デジタル戦略の本格展開
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第11章G-SIBsとしての内部管理態勢の確立
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第12章業務インフラの高度化
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第13章グループ経営を支える人事戦略
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第14章持続可能な社会の実現に向けた取り組み
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第15章「コロナ危機」への対応
- おわりに