(4)オペレーショナルリスク管理の高度化

オペレーショナルリスク管理に関しては、当社は2011年11月、先進的計測手法(AMA:Advanced Measurement Approaches)に必要な「内部損失データ」「外部損失データ」「業務環境要因および内部統制要因」「シナリオ分析」(注40)を一元的に収集、分析できる新たなオペレーショナルリスク管理システム「SCOPE(System of Consolidated Operational Risk Management)」を導入してリスク管理の効率化を図った。さらに、2014年3月末からは、新アセスメント手法を導入し、シナリオ分析において「標準シナリオ」(注41)を導入するとともに、損失抑制のためのコントロール評価付与基準や損失規模の評価方法を統一した。

また、2006年以降急増したコンシューマーファイナンスビジネスにおける過払利息返還請求に伴う利息返還損失について、専用のリスク計量化モデル(過払利息返還損失リスク計量化モデル)を開発し、2014年3月末基準からこれに基づくオペレーショナルリスクの計量を開始した。